Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

Winger 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
今日はWingerです! 実はこのジャンルでの僕の一番好きなバンドです。

Wingerといえば、Kip WingerとWhitesnakeに加入したReb Beachのイメージですよね。

デビューが88年ということで、既にグラムメタルのシーンが出来ていた事もあり、直球のグラムメタル、王道のアメリカンハードロックなバンドです!
ではいきましょう!



 

 

1️⃣ 結成 ~ 黄金期

1987年、アメリカ、ニューヨークにて元Alice CooperのKip Winger (Ba/Vo)とPaul Taylor (Keys)により結成されます。
後にReb Beach (Gt), Rod Morgenstein (Dr)が加入し、ラインナップが固まります。

88年にデビューアルバム「Winger」がAtlantic Recordsにより、リリースされます。
米国、カナダ、日本で大ヒットします。
90年には「American Music Award」でBest New Heavy Metal Bandを獲得します。

同年「In the Heart of the Young」をリリースします。
リリースツアーは13カ月にもわたり、230のライブを行います。

93年に「Pull」をリリースします。
少しロック寄りに方向性が変わった本作は、セールス的に苦戦しますが、評価は高いアルバムとなります。

94年に、バンドは解散し、メンバーはバラバラの活動へと向かいます。


Kip Winger (Ba/Vo)     Reb Beach (Gt)     Paul Taylor (Key)     Rob Morgenstein (Dr)

1st : Winger (88)
2nd : In the Heart of the Young (90)

Kip Winger (Ba/Vo)     Reb Beach (Gt)     Rob Morgenstein (Dr)

3rd : Pull

 


Winger


2️⃣ 再結成 ~ 現在

01年にベストアルバムに入れる新曲の制作のために再結成します。
ベストアルバムは02年に発売されました。

そして、Poisonと共にUSとカナダツアーを行います。
06年にPaul Taylorを除いたメンバーでの再結成を発表します。
そして、新作「IV」をリリースします。

09年には「Karma」をリリースします。
John Rothが正式にギターリストとして加入します。

14年に「Better Days Comin’」をリリースします。


Kip Winger (Ba/Vo)     Reb Beach (Gt)     John Roth (Gt)     Cenk Eroglu (Key)     Rob Morgenstein (Dr)

4th : IV (06)

Kip Winger (Ba/Vo)     Reb Beach (Gt)     John Roth (Gt)     Rob Morgenstein (Dr)

5th : Karma (09)
6th : Better Days Comin’ (14)

 


In the Heart of the Young

 

3️⃣ 考察

ここまであまり通っていなかったグラムメタルを調べているうちに少しつかんだ気がします。
ヨーロッパでは90年代にバラードメインになるバンドと流されずに続けるバンドに別れましたが、その境目はレーベルの大きさです。
大きいレーベルにいると、メタル自体のシーンの縮小化に伴い無難でとりあえずある程度売れる作品を要求されていた様に思えます。

グラムメタルでは、ヨーロッパ同様にバラード系、カントリー、ブルース系に行くバンドと、グランジに行くバンドに別れました。

Wingerですが、確実にヨーロッパ系なんですよね。
評判の悪い「Pull」ですが、僕からすると度ストレートに好きです。
特に驚いたのが、復帰作の「IV」です。

確かに初期の様なメタルではないですが、音楽性の幅の広さが伝わる作品で、僕の中では一番好きなアルバムです。(僕の好きなテイストがバレそうですが。笑)
次作の「Karma」ではがっつり、ヘヴィーなメタルをやってますしね。

カムバックの仕方がEuropeに似てますよね。 急に極端なダウンチューニングになりましたし。
あと、アルバム内のバラードがハードロック系のバラードではなく、80sのUKロック、もしくはネオプログレ(マリリオンやペンドラゴンの様な)なんですよ!

ここが他のグラムメタルバンドとの大きな違いです。
本当に色々な音楽を聞いているのが分かります。

多分、グラムメタルで一番好きなバンドは?と言われれば、Wingerだと答えると思います。
しかし、本当にWingerはグラムメタルなのか?とも思います。

久しぶりに、Wingerにしばらくハマりそうな予感してます。笑

オススメですが、全部と言いたいですが。笑 一枚目の「Winger」二枚目の「In the Heart of Young」そして、「Better Days Comin'」ですね。
そして、初級ではないですが、気になった方は、「l V」を是非試してみてください。

ではまた次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘





ウィンガー IV

Better Days Comin'

 

Dokken 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
今日はDokkenです。
少し悪名高いDon Dokkenですが。笑  
まあデビューは「Don Dokken」としてデビューしてるんで、こんなものかと。
しかしながら全盛期の作品は本当に最高の物ばかりでしたよね!
では行きましょう!

 

 

 

 

1️⃣ 結成


1976年にアメリカのLAにて、Don Dokken (Vo) のより結成されます。 最初は「Airborn」というバンド名でした。

メンバーには、後にRattになる、Robbie Boltzer, Juan Croucierもいました。 78年前後に「Airborn」というバンドが先にレコード契約をしたため、Dokkenに改名し、79年にシングルをリリースします。

81年にGeorge Lynch (Gt), Mick Brown (Dr)が加入。フランスのCarrere Recordsと契約し、ドイツで録音し「Breaking the Chains」をリリースします。
最初のリリースでは、Dokkenではなく、Don Dokkenとしてリリースされました。

アメリカに戻ったバンドはElektra Recordsと契約し、アメリカのマーケットを狙いリミックス版をリリースしたり、Kerrang!などを通して、イギリスのマーケットも狙った結果、世界的に人気が出ます。


Don Dokken (Vo)     George Lynch (Gt)     Mick Brown (Dr)     Juan Croucier (Ba)

1st : Breaking the Chain (81)

 

 


Tooth & Nail

 

2️⃣ 黄金期 ~ 解散

83年に、CroucierはRattへ加入のため、脱退します。 後任は、Jeff Pilson。
84年に「Tooth and Nail」をリリースします。
コマーシャル的に成功し、ビルボード49位まで上がるヒット作となります。

85年に「Under Lock and Key」をリリースします。
シングルを含めると、100万枚以上のセールスというヒット作になります。

87年には「Back for the Attack」をリリースします。
この作品が、バンドで一番売れたアルバムとなり、ビルボード13位という大ヒットななりました。

しかし、89年にDokkenとLynchの間に音楽的、性格的な問題が発生し、Lynchは「Lynch Mob」を結成するために、脱退します。
Dokkenは90年にソロアルバムをリリースし、PilsonはMcAuley Schenker Groupに加入とバラバラに活動を始めて、バンドは解散します。


Don Dokken (Vo)     George Lynch (Gt)     Mick Brown (Dr)     Jeff Pilson (Ba)

2nd : Tooth and Nail (84)
3rd : Under Lock and Key (85)

Don Dokken (Vo)     George Lynch (Gt)     Wild Mick (Dr)     Jeff Pilson (Ba)

4th : Back for the Attack (87)

 


バック・フォー・ジ・アタック


3️⃣ 再結成

93年にDon Dokkenは二枚目のソロアルバムを制作しますが、プロデューサーの意向により、Lynchをゲストに呼ぶことを提案します。
Lynchが合意した事により、94年にバンドの再結成が実現します。
そして、Columbia Recordsと契約し、95年に「Dysfunctional」をリリースします。

30万枚というヒットをしましたが、再びDonとLynchとの間に不穏な空気が流れます。
97年に「Shadowlife」をリリース。 このアルバムはLynchが全ての権限を持って製作されましたが、その出来にDonは満足できず、97年にバンドは、Lynchを解雇します。

Donは後任にDonのソロアルバムでゲスト参加した元EuropeのJohn Norumに声をかけます。
しかし、そのタイミングで、Lynchはバンドを不当解雇で訴えます。
その後、Norumはソロアルバムの制作のため、Dokkenに加入することが不可能になります。
結果、元WingerのReb Beachに決まります。

そして、99年に「Erace the Slate」をリリースします。

リリースの後、Beachは他のプロジェクトのためにバンドを脱退、そして、John Norumが加入します。
そして、02年に「Long Way Home」をリリースします。
リリースツアーにて、Norumが手に怪我をしてしまい、Alex De Rossoが代役を務め、そのまま、Norumはバンドを脱退します。


Don Dokken (Vo)     George Lynch (Gt)     Mick Brown (Dr)     Jeff Pilson (Ba)

5th : Dysfunctional (95)
6th : Shadowlife (97)

Don Dokken (Vo)     Reb Beach (Gt)     Mick Brown (Dr)     Jeff Pilson (Ba)

7th : Grace the Slate (99)

Don Dokken (Vo)     John Norum (Gt)     Mick Brown (Dr)     Barry Sparks (Ba)

8th : Long Way Home (02)


ロング・ウェイ・ホーム

 

 

4️⃣ 現代

04年に元DoroのJohn Levinが加入し、「Hell to Pay」をリリースします。

08年には「Lightning Strikes Again」をリリースします。
これが、チャート133位と久しぶりのヒット作となりました。

バンドはイタリアのFrontier Recordsに移籍し、12年に「Broken Bones」をリリースします。

16年、Lynch, Pilson, Brownという初期ラインナップでのライブが日本のLoud Parkアメリカの計二回で実現します。

17年、バンドはスタジオに入り、次作を制作中だと発表しました。


Don Dokken (Vo)     John Levin (Gt)     Mick Brown (Dr)     Barry Sparks (Ba)

9th : Hell to Pay (04)
10th : Lightning Strikes Again (08)

Don Dokken (Vo)     John Levin (Gt)     Mick Brown (Dr)     Sean McNabb (Ba)

11th : Broken Bones (12)

 

 


Hell to Pay

 

 

 

5️⃣ 考察

Dokkenについては、僕の場合、John Norumが大好きな経緯で、「Long Way Home」とそのツアーDVDから入ったので、最初の印象はカッコいい! けど、ボーカル。。。って感じでした。
歌が上手い下手のそこではなく、感情が平坦というか魅力が薄い印象を受けました。
逆にそこが好きな人も沢山いるのは事実です! 多分僕も聞き込めばそこに魅力を感じるという感じはします。

ただなぜ初めて聞いたときにそう感じるのかと考えると、、楽曲が良すぎるんですよね。。笑
曲はドラマチックでメロディーも最高なので、単調なボーカルに物足りなさを感じるんだと思います。

リンチのギターソロは、本当に独特で、彼が弾くと、曲が変わった様に彼の世界をソロの間作り出すんですよね。
本当にすごいと思います。

後続のギタリストも、魅力的なギタリストばかりで、現在の最新作「Broken Bones」も楽曲最高、ギターソロ最高、ボーカルライン最高、ボーカル単調。。。というこれぞDokkenという感じで本当に最高でした!笑

Norum以降はほぼフォローしてなかったので、これをキッカケにCD探してみようと思います!!

オススメは「Tooth and Nail」「Back for the Attack」はマストですね!
Long Way Home」「Hell to Pay」もオススメですね!

基本的に悪いアルバムはないバンドですので、上の四枚から聞き始めて、「Shadowslife」をスルーしながら聞いていただければ、良いと思います。
個人的にはそこまで悪いアルバムだとは思いませんが、確かにテイストは違うので。

ではまた次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘

 


ブロークン・ボーンズ

Ratt 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
今回はRattです!
このバンドも速弾きギタリスト戦争の渦中にいたバンドで、Jake E LeeやWarren Demartiniといったギタリストが有名ですよね。

ではやっていきましょう!


 

 

1️⃣ 結成

1976年にアメリカ、カリフォルニア州にて、Stephen Pearcy (Vo)により結成されます。
最初は「Micky Ratt」として活動を始めます。
その後、拠点をLAへと移し、後にOzzy Osbourneに加入するJake E Lee (Gt)が加入します。

81年、バンド名を「Ratt」に改名しますが、PearcyとRobin Crosby (Gt)以外のメンバーが脱退します。
残った二人を中心にメンバーを再編します。 Juan Croupier (Ba), Bobby Blotzer (Dr)と、二人の地元から当時18歳だったWarren Demartiniが加入し、メンバーが固まります。

83年に、バンドは最初のEP「Ratt」をリリースします。
これが10万枚以上という成功を収めます。

そして、Atlantic Recordsと契約をし、84年に「Out of the Cellar」をリリースします。
MTVを使ったコマーシャルの成功により、大ヒット作品となります。


Stephen Pearcy (Vo)     Robbin Crosby (Gt)     Warren DeMartini (Gt)     Juan Croucier (Ba)     Bobby Blotzer (Dr)

1st : Ratt (EP) (83)
2nd : Out of the Cellar (84)


Invasion of Your Privacy

 

 

2️⃣ 黄金期 ~ 解散

85年に「Invasion of Your Privacy」をリリースします。
この時期流行になっていた、シュレッドギタームーブメント(速弾き)が更にバンドを後押しして、ビルボード最高で7位と大ヒット作となります。

86年に「Dancing Undercover」をリリースします。
アルバムは売れたものの、コマーシャルソングの多さに否定的な意見が集まります。

88年には「Reach for the Sky」をリリースします。
最高位17位とセールスは良いものの、否定的な意見は集まったため、バンドはプロデューサーのBeau Hillと別れます。

90年に「Detonator」をリリースします。
91年の日本公演で、薬物中毒の影響でCrosbyが演奏不可となり、そのまま脱退します。

その後、92年にバンドはほぼ活動休止となります。
Pearcyが新しいバンド「Arcade」を作ったため、更に活動再開に時間がかかります。


Stephen Pearcy (Vo)     Robbin Crosby (Gt)     Warren DeMartini (Gt)     Juan Croucier (Ba)     Bobby Blotzer (Dr)

3rd : Invasion of Your Privacy (85)
4th : Dancing Undercover (86)
5th : Reach for the Sky (88)
6th : Detonator (90)

 

 


Dancin' Undercover

 

3️⃣ 再結成 ~ 現在

96年にアルバム製作を含めての再結成を発表します。
97年に「Collage」をリリースします。

そして、Sonyとの契約をして、99年に「Ratt」をリリースします。

01年に初期メンバーのCrosbyがオーバードーズにより亡くなります。
その後、バンドも各プロジェクトへと散っていきます。

06年に再び再結成をし、ツアーを行い、10年に「Infestation」をリリースします。
初期の様なストレートなメタルへと戻り、肯定的な意見が集まります。

しかし、また各プロジェクトと散ります。
15年には、ドラムのBoltzerが「Ratt Experience」というバンドを結成、Ratt名義でもツアーをしたため、バンド名義の件で裁判となり、Boltzerは解雇されます。
そのため、2つのRattが存在するという事になりました。


Stephen Pearcy (Vo)     Robbin Crosby (Gt)     Warren DeMartini (Gt)     Robbie Crane (Ba)     Bobby Blotzer (Dr)

7th : Collage (97)

Stephen Pearcy (Vo)    Warren DeMartini (Gt)     Robbie Crane(Ba)     Bobby Blotzer (Dr)

8th : Ratt (99)

Stephen Pearcy (Vo)     Carlos Cavazo (Gt)     Warren DeMartini (Gt)     Robbie Crane (Ba)     Bobby Blotzer (Dr)

9th : Infestation (10)



情欲の炎

 

 

4️⃣ 考察

王道のグラムメタルバンドですよね、Rattは。
ヨーロッパのメタルの要素を良い具合に取り込み、MTV全盛期の時でもそこまで馬鹿げたキャッチーソングを作りませんでしたし、聞きやすさというか引っ掛かりのもう一つの理由がやはりJake E LeeやWarren Demartiniの様な上手いギタリストだと思います。

例えばJakeは後にOzzy Osbourneに行きますが、彼やWarrenのソロは完全構築系。
曲の雰囲気を絶対に壊さずその10〜20秒のソロにもドラマ性を持たせるタイプのギタリストですね。
最近だと、Gus Gとかがそのタイプだと思います。

なので、曲が単調でもソロまでは聴こう!っていう気になり、気がついたら一曲聞いてしまってるんですよね。

オススメは、「Invasion of Your Privacy」はマストですね。
「Dancing Undercover」も良いですが、是非「Infestation」を聞いていただきたいです!

最高のカムバックを果たしてるのですが、原点に戻ったというより、ヨーロッパ系の正統派メタルに進化してるんですよね。
往年のファンはこれをどう評価するかは分かりませんが、少なくとも日本人は好きだと思います。笑

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘




インフェステイション

Skid Row 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
今回は、Skid Rowです!  メタルとグランジの間のバンドだとは思いますが、好きなバンドの一つです。
イギリス派の僕はThin Lizzyメンバーがいた方のSkid Rowのイメージの方が強いですが、記事を書くにあたり、面白い事実も見つけました。

では行きましょう!


 

 

1️⃣ 結成

1986年にアメリカ、ニュージャージー州にて、Rachel Bolan (Ba), Dave Sabo (Gt)にて結成されます。
そして、新聞の募集欄にて、Scotti Hill (gt), Rob Affuso (Dr)が加入します。
87年にSebastian Bach (Vo)が加入して、本格的に活動を始めます。
(Matti Fallonというシンガーがいましたが、ある結婚式で歌っていたBachをメンバーが見て、声をかけたそうです。同時期に後のMotley CrueのJohn Corabiもオーディションを受けていました)

Saboが初期のBon Joviにいたということで、マネージャーのDoc McGheeと交流があり、Atlantic Recordsと88年にレコード契約を交わします。

デビューアルバムをリリースする前に、Gary Mooreの居たアイルランドのバンド「Skid Row」と同じ名前だったため、Gary Mooreに3.5万ドルを支払い名前の使用権を取り、89年にデビューアルバム「Skid Row」をリリースします。

アルバムは大ヒットとなり、Bon Joviのツアーのオープニングをします。

90年のツアーにて、Bachが「AIDS Kills Fags Dead(エイズがホモ達を殺す)」と反同性愛的なスローガンの書かれたシャツを着た事により、社会問題になります。


Sebastian Bach (Vo)     Rachel Bolan (Ba)     Scotti Hill (Gt)     Dave Sabo (Gt)     Rob Affuso (Dr)

1st : Skid Row (89)

 


スキッド・ロウ

 

 

2️⃣ 黄金期 ~ 低迷期

90年に「Slave to the Grind」をリリースします。
これが、ビルボード1位となるヒット作となり、PanteraとSoundgardenと共にツアーをします。
元々は、Nirvanaをサポートにと交渉してましたが、NirvanaがBachの「同性愛嫌悪」の思想に反対していたため、断られてしまいます。(Nirvanaは元々Skid Rowというバンド名を付けようとしていた事も原因かもしれません。)

95年に「Subhuman Race」をリリースします。
メタルの要素は少なくなり、グランジの要素が強くなりました。

この後、バンドは低迷期を迎え、メンバーを交代しながら、活動を続け、03年に「Thickskin」をリリースします。
ヘヴィーロック、グランジ路線は変わらず、新しいスタイルへと完全に路線変更します。

Sebastian Bach (Vo)     Rachel Bolan (Ba)     Scotti Hill (Gt)     Dave Sabo (Gt)     Rob Affuso (Dr)

2nd : Slave to the Grind (91)
3rd : Subhuman Race (95)

Johnny Solinger (Vo)     Rachel Bolan (Ba)     Scotti Hill (Gt)     Dave Sabo (Gt)     Phil Varone (Dr)

4th : Thickskin (03)


Slave to the Grind

 

3️⃣ 現在

06年に「Revolutions per Minute」をリリースします。
13年に「Megaforce Records」と契約し、フルアルバムを出すより三枚のEPとしてアルバムをリリースすると発表しました。
そして「United World Rebellion : Chapter One」をリリースします。
作品をトリロジー(3部作)だと発表し、14年に「United World Rebellion : Chapter Two」をリリースします。

翌年15年、Solingerはバンドから解雇され、代役に元TNTのTony Harnellが加入します。
19年にデビュー作のリマスター版が発売された際に、Bachはデビュー作の全曲演奏ライブを企画していると発表します。


Johnny Solinger (Vo)     Dave Sabo (Gt)     Scotti Hill (Gt)      Rachel Bolan (Ba)      Dave Gara (Dr)

5th : Revolutions per Minute (06) 

Johnny Solinger (Vo)     Dave Sabo (Gt)     Scotti Hill (Gt)      Rachel Bolan (Ba)      Rob Hammersmith (Dr)

6th : United World Rebellion : Chapter One (13)
7th : United World Rebellion : Chapter Two (14)




United World Rebellion-Chapter One


4️⃣ 考察

Skid Rowですが、もちろん僕がメタルを好きになった頃にはすでに活動の見えないバンドでした。 最初のアルバムは「Subhuman Race」でしたが、あまりアメリカンなメタルは聞かなかったこともあり、興味があり、最初の二枚を手に取り驚いた記憶があります。

やはり、Skid Rowといえば、Sebastian Bachというイメージから、今回初めて、Solinger期のアルバムを聞きましたが、、めちゃくちゃ良いじゃないですか!!
しかし、もうSolingerもクビになりました。 それが原因で三部作の三枚目がまだ出てなく、なんかバンドは三枚目はフルレングスのアルバムになるとまで発表しちゃいましたね。

Chapter Oneには、Judas PriestとEZOのカヴァー、TwoにはAerosmithQueenのカヴァーが入っており、特にEZOのFire Fireがカッコ良いんですよ!
四枚目、五枚目はまだ未視聴ですので、これから探してみようと楽しみもできました。

オススメですが、「Skid Row」「Slave to the Ground」はマストですね。
Subhumanで僕みたいに聞かなくなった人には是非「United World Rebellion」を手に取っていただきたいですね!!

グラムメタルは僕も弱いジャンルですので、こんな感じで続ける事になると思いますが、よろしくお願いします!!

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘

 

 


レヴォリューション・パー・ミニット

 


Twisted Sister 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
本日はTwisted Sisterです。
こちらもグラムメタルの代表的バンドですよね! しかし、モトリーなどと比べてブリティッシュ色が強いバンドだと思います。

では、やっていきましょう!

 

 

 

1️⃣ 結成

1972年、アメリカのニュージャージー州でJohn Segallがオーディションを受け、「Silver Star」というバンドに入ります。
活動を始めたSilver Starでしたが、Segallがバンド名を嫌ったため、当時のボーカルのMichael O’Neillが「Twisted Sister」という名前を思いつき、改名します。

バンドは、クラブと週6日演奏する契約を結び、毎日ステージに立ちます。

76年までに、3000回以上ステージに立ってましたが、当時のエージェントがLed Zeppelinの様に歌えるシンガーがいないと、バンドはこれ以上は行けないだろうと言われ、SegallはDanny Snider (後にDee Snider)を加入させます。

それから、バンドはヘヴィー路線へと進み、78年にデモを制作。
バンドはどことも契約せず、曲をラジオで放送もされていないにも関わらず、New York Palladiumの3000人のチケットを完売させます。

そして、Secret Recordsと契約。
82年にバンドは、メンバーを総替えし、AJ Pero, Shark Island, Walt Woodward lllが加入。
2枚のシングルリリースでイギリスで注目が集まり、バンドはマーケティング先をイギリスに変えます。

そして、「Under the Blade」をリリースします。
アルバムの成功で、Atlantic Recordsへ移籍し、83年に「You Can’t Stop Rock ’n’ Roll」をリリースします。


Dee Snider (Vo)     Eddie Ojeda (Gt)     Jay Jay French (Gt)     Mark Mendoza (Ba)     A.J. Pero (Dr)

1st : Under the Blade (82)
2nd : You Can’t Stop Rock ’n’ Roll (83)

 


アンダー・ザ・ブレイド(紙ジャケSHM-CD)

 

 

2️⃣ 黄金期

イギリスでのヒットの後、世界的に成功したアルバムが84年の「Stay Hungry」でした。
85年夏までに200万枚という大ヒットとなりました。

85年には「Come Out and Play」をリリースします。
ポップメタル路線へと変わったこの作品でヒットはしたものの、バンドは勢いを失います。

この後、アルバム制作時、バンドとは機能してなくなり、ドラムはドラムマシンで、Reb BeachやKip Wingerなどのセッションミュージシャンを使い作った事により、Atlantic Recordsはリリースをバンド名義では拒否します。

なんとか、87年に「Love Is for Suckers」をリリースします。
前作より洗練されたポップメタルとなりました。
しかし、リリースの後にSniderはバンドを去り、バンドは解散します。


Dee Snider (Vo)     Eddie Ojeda (Gt)     Jay Jay French (Gt)     Mark Mendoza (Ba)     A.J. Pero (Dr)

3rd : Stay Hungry (84)
4th : Come Out and Play (85)

Dee Snider (Vo)     Eddie Ojeda (Gt)     Jay Jay French (Gt)     Mark Mendoza (Ba)     Joey Franco (Dr)

5th : Love Is for Suckers (87)

 


Stay Hungry

 

3️⃣ 再結成

98年にSniderの製作した映画「Strangeland」のサントラのために、バンドは曲を録音します。
これをきっかけに、ベスト盤、トリビュートアルバムが販売され、01年にバンドは再結成します。
ライブを中心に活動していましたが、04年にStay Hungryの再録音アルバム「Still Hungry」をリリースします。
これは、当時のプロダクションが気に入らなかったバンドの希望で製作されました。

06年には、クリスマス曲をメタルバージョンや、自身の曲風にアレンジした「A Twisted Christmas」をリリースします。

ライブ中心で活動していたバンドですが、15年にドラマーのPeroが亡くなり、16年に解散ツアーを発表します。


Dee Snider (Vo)     Eddie Ojeda (Gt)     Jay Jay French (Gt)     Mark Mendoza (Ba)     A.J. Pero (Dr)

6th : Still Hungry (04)
7th : A Twisted Christmas (06)

 

 


Still Hungry

 

4️⃣ 考察

元々、クラブの専属バンドということもあり、エンタメを熟知しているバンドだと思います。
そして82年の「Under the Blade」から考察するに、このアルバムは完璧にイギリスのムーブメントNWOBHMの音なんですよね。
いきなり聞いたこともない新しいジャンルをパッと聞いてアルバムを作ることなんて無理だと思いますし、イギリスでNWOBHMが流行りかけている頃からすでに聞いていたんだと思いますので、情報にかなり敏感なバンドだと思います。

実質、再結成後は新譜というより、リメイクとカヴァーアルバムしか販売してませんので、87年で終わっているとは言えますが、、本当にもったいないバンドだと思います。

ポップ路線に行きたくて行ったのか、圧力があったかは分かりませんが、正直彼らの後期のアルバムも全く嫌いではないんですよね。
なんか、Queenも最後あんな感じなってましたが、ファンは受け入れた様に、このバンドも路線は変わっても良質のアルバムを作っていただけに、もう少し聞いてみたかったです。

そして、僕は奇跡的に16年のWackenで見れたんですよね。
本当に感動でした。 全盛期とほとんど変わってませんでしたし、是非とも新譜を作って欲しいバンドです!

オススメはやはり、最初の三枚「Under the Blade」「You Can't Stop Rock 'n' Roll」「Stay Hungry」ですね。
Under the Bladeと何故かStill HungryはCD手に入りにくいですが、是非聞いていただきたいですね!

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘


You Can't Stop Rock

Quiet Riot 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
本日は、Quiet Riotです。
Ozzy OsbourneRandy Rhoadsがいたバンドで有名ですね。
デビューが日本という異例のバンドな事から分かる様にアメリカンというよりは、少しイギリスよりの音楽性で個人的には好きなグラムメタルバンドです。
ではやっていきましょう!


 

 

1️⃣ 結成 Randy Rhoads

アメリカ、ロサンゼルスにて、1973年にRandy Rhoads (Gt), Kelly Garni (Ba)により結成されます。
最初のバンド名は「March 1」、そして「Little Women」に改名後、75年あたりに「Quiet Riot」に変わります。

77年にバンドはSonyと契約し、「Quiet Riot」をリリースしますが、日本だけでのリリースとなり、本国アメリカは当時販売されませんでした。
リリース後、 GarniとシンガーのDubrowとの関係が悪くなり、Garniはバンドを去ります。

78年に「Quiet Riot ll」をリリースも、再び日本だけでのリリースとなりました。
Garniの後任にはRudy Sarzoに決まります。

79年にRhoadsはBlack Sabbathを辞めたOzzy Osbourneのニューバンドのオーディションを受けて合格し、そのままバンドを去ります。
次作のアルバムのために録音されたデモのほとんどが、Ozzyのアルバムに使用される事になり、バンドは立て直すために、クラブサーキットを行います。


Kevin Dubrow (Vo)     Randy Rhoads (Gt)     Kelly Garni (Ba)     Drew Forsyth (Dr)

1st : Quiet Riot (77)
2nd : Quiet Riot ll (78)

 


ランディ・ローズ・イヤーズ


2️⃣ 黄金期

バンドは、82年にFrankie Banali (Dr), Chuck Wright (Ba), Carlos  Cavazo (Gt)を雇い立て直しを図ります。
Rhoadsの新しいバンドに合流するという話もありましたが、その直後に、飛行機事故にて亡くなってしまいます。

バンドはついにアメリカの会社「CBS Studio」と契約し、83年に「Metal Health」をリリースします。
このアルバムが、ビルボード1位という大ヒット作となります。

84年には「Condition Critical」をリリースします。
ヒット作となりましたが、87年の「Quiet Riot lll」がコマーシャルでの失敗により、バンドは勢いを失います。
作風もキーボードが入り、AOR的な要素が入ります。

マネージメントとの問題のためリリース後にDubrowがバンドを去り、後任に、Paul Shortinoが加入します。

88年には「Quiet Riot」をリリースしますが、バンドの勢いは戻る事なく、89年に解散します。


Kevin Dubrow (Vo)     Carlos Cavazo (Gt)     Rudy Sarzo (Ba)     Frankie Banali (Dr)

3rd : Metal Health (83)
4th : Condition Critical (84)

Kevin Dubrow (Vo)     Carlos Cavazo (Gt)     Chuck Wright  (Ba)     Frankie Banali (Dr)

5th : Quiet Riot lll (86)

Paul Shortino (Vo)     Carlos Cavazo (Gt)     Sean McNabb (Ba)     Frankie Banali (Dr)

6th : Quiet Riot (88)

 


メタル・ヘルス~ランディ・ローズに捧ぐ~(期間生産限定盤)

 

3️⃣ 再結成

90年、Dubrowはバンド名を名乗る権利を裁判で勝ち取り、Sean Manning (Gt), Kenny Hillery (Ba), Pat Ashby (Dr)というラインナップで、再結成します。

そして、93年に「Terrified」をリリースします。

95年に最初の2枚の日本のみでのリリースに終わったアルバムをミックスし、「The Randy Rhoads Years」としてリリース、同年「Down to the Bone」をリリースします。

97年にMetal Health時のラインナップに戻し、99年に「Alive and Well」をリリースします。
01年には、同ラインナップで、「Guilty Pleasures」をリリースします。

しかし、03年にバンドは2度目の解散を発表します。


Kevin Dubrow (Vo)     Carlos Cavazo (Gt)     Kenny Hillery (Ba)     Frankie Banali (Dr)

7th : Terrified (93)

Kevin Dubrow (Vo)     Carlos Cavazo (Gt)     Chuck Wright (Ba)     Frankie Banali (Dr)

8th : Down to the Bone (95)

Kevin Dubrow (Vo)     Carlos Cavazo (Gt)     Rudy Sarzo (Ba)     Frankie Banali (Dr)


9th : Alive and Well (99)
10th : Guilty Pleasures (01)

 


Condition Critical

 

4️⃣ 二度目の再結成 ~ 現在

04年に2度目の再結成が発表されます。
06年に「Rehab」をリリースします。
今までのサウンドとは違い、重低音なサウンドに少しオルタナの要素が入ったものになりました。

しかし、07年にDubrowが亡くなってしまいます。

バンドはメンバーチェンジを繰り返しながら、13年に元Love/HateのJizzy PearlをDubrowの後任として加入させ、14年に「10」をリリースします。

16年にJizzyはソロ活動のためバンドを去り、後任にSeann Nicolsを呼びますが、アルバム制作中にバンドを去ったため、James Durbinが加入し、全てのトラックのボーカルを再録音して、17年に「Road Rage」をリリースします。
19年には「Hollywood Cowboys」をリリースします。

 


Kevin Dubrow (Vo)     Neil Citron (Gt)     Tony Franklin (Ba)     Frankie Banali (Dr)

11th : Rehab (06)

Jazzy Pearl (Vo)     Alex Grossi (Gt)     Chuck Wright (Ba)     Frankie Banali (Dr)

12th : Quiet Riot 10  (14)

James Durbin (Vo)     Alex Grossi (Gt)     Chuck Wright (Ba)     Frankie Banali (Dr)

13th : Road Rage (17)
14th : Hollywood Cowboys (19)


 


Hollywood Cowboys

 

5️⃣ 考察

Quiet Riotですが、やはり、Mental HealthとCondition Criticalが有名ですよね。
キャッチーな曲と80年代のMTV独特のチープなミュージックビデオが印象的ですが、実はランディー・ローズ時代の初期二枚は当時は日本でしか販売されてなかったんですね。

そしてその二枚、特に「Quiet Riot ll」は個人的にはオススメです。

グラムメタルバンドの90年代になると、グランジに行くバンドと、AORに行くバンドに分かれますが、比較的イギリスの同年代のバンドがAORに入ってるんですよね。
Quiet Riotは80年代後期がAORっぽくなり、93年「Terrified」では、かなりイギリスハードロックリスペクトなハードロック/メタルにカムバックしてるんですよね。

最近の作品もとても良いですし、結構理想のバンド活動をしているイメージが強いですね。
「Rehab」だけはどうしてもダメですが、それ以外は基本良作です!

結構「Metanl Health」「Condition Critical」しか聞いた事ない人多いと思いますので、是非聞いてみてください!!

では、また次回まで! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘




Quiet Riot

Motley Crue 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
本日は、Motley Crueです!!
グラムメタルといえば、この辺のバンドがまず頭に浮かぶ、重鎮バンドですよね!
ではやっていきましょう!


 

 

1️⃣ 結成

1981年にNikki Sixx (Ba), Tommy Lee (Dr), Greg Leon (Gt/Vo)により、結成します。
その後、Mick Marsが加入し、オーディションでVince Neilがバンドに入ります。

81年に「Too Fast for Love」をリリースします。
そしてバンドは、83年にUS Festivalで演奏したことをキッカケに急激に人気が出ます。

そして同年に、「Shout st the Devil」をリリースします。
このアルバムが大ヒット作となり、Ozzy Osbourneのオープニングでツアーを周ります。


Vince Neil (Vo)     Mick Mars (Gt)     Nikki Sixx (Ba)     Tommy Lee (Dr)

1st : Too Fast for Love (81)
2nd : Shout at the Devil (83)


Shout at the Devil

 


2️⃣ 黄金期

85年に3枚目のアルバム「Theatre of Pain」をリリースします。
ビルボード6位まで上がったこのアルバムもヒット作となりますが、翌年のツアーでSixxのヘロイン中毒が酷くなってしまいます。

87年には「Girls, Girls, Girls」をリリース。 ビルボード2位と大ヒット作となります。
この年に、Sixxはヘロインのオーバードーズを起こし、2分間死亡するという事故が起こります。
この時の出来事が89年にリリースされたバンドの代表作となった「Dr. Feelgood」の中の曲「Kickstart My Heart」となりました。

「Dr. Feelgood」の成功の後、バンドは次に進むため、薬物のリハビリ施設に入ります。
活動は続けていたが、創作活動は止まってしまいます。 そして、92年にVince Neilは自身のソロアルバムのリリースと共にバンドを去ってしまいました。


Vince Neil (Vo)     Mick Mars (Gt)     Nikki Sixx (Ba)     Tommy Lee (Dr)

3rd : Theatre of Pain (85)
4th : Girls, Girls, Girls (87)
5th : Dr. Feelgood (89)




XXX: 30 Years of Girls, Girls,

 

 


3️⃣ 低迷期 ~ 再結成

ボーカルの後任はJohn Corabiに決まり、94年に「Motley Crue」をリリースします。
アルバムは売れたものの、ネガティブな意見も多かった作品にCorabiはNeilを呼び戻すことを提案し、96年にバンドを去ります。

97年、Neilはバンドに復帰します。
そして「Generation Swine」をリリースします。
グランジ方向へ寄った作品になってしまいます。

99年にドラマーのLeeとNeilとの関係性が悪くなり、ソロ活動へと移行するために、Leeはバンドを去ります。
後任は、元Ozzy OsbourneのRandy Castilloに決まり、2000年に「New Tattoo」をリリースします。
リリースツアー前にCastilloが癌であることが判明し、闘病のため、Samantha Maloneyがツアーをサポートしました。
Castilloは癌に勝てずに02年に亡くなります。

これをきっかけに、Sixxは58とBrides of Destructionというサイドプロジェクトを始動させ、Neilは「The Surreal Life」というドキュメンタリー番組に出演と個人の活動に専念する様になります。

04年にバンドはオリジナルメンバーでの再結成を発表します。
そして08年に「Saints of Los Angels」をリリースします。

11年、バンドは30周年ツアーを発表します。
ライブ活動は続けていたバンドですが、14年に解散とラストツアーを発表します。

しかし、18年に再結成を発表し、コロナで延期にはなっているものの、スタジアムツアーが発表されています。


John Corabi (Vo)     Mick Mars (Gt)     Nikki Sixx (Ba)     Tommy Lee (Dr)

6th : Motley Crue (94)

Vince Neil (Vo)     Mick Mars (Gt)     Nikki Sixx (Ba)     Tommy Lee (Dr)

7th : Generation Swine (97)

Vince Neil (Vo)     Mick Mars (Gt)     Nikki Sixx (Ba)     Randy Castillo (Dr)

8th : New Tattoo (00)

Vince Neil (Vo)     Mick Mars (Gt)     Nikki Sixx (Ba)     Tommy Lee (Dr)

9th : Saints of Los Angels (08)

 


Dr. Feelgood (30th Anniversary Edition)

 

4️⃣ 考察

Motley Crueですが、グラムメタルの音楽性、服装、マーケティング方法と全てにおいて、シーンの中心に居たバンドだと思います。
4人それぞれのキャラクターも凄く際立っていましたし、何より曲が良いので人気が出て当たり前のバンドだと思います。

さらに、Tommy Leeの回転ドラムは多分彼が最初に始めたんだと思います。
Slipknotや何故かLuna Seaも後々真似してましたよね。笑

グラムメタルのバンドは90年代見事にグランジっぽい音楽になりました。
Motleyは一枚だけで次の「New Tattoo」からはハードロックに戻ってますよね。
そして、現時点での最新作「Saints of Los Angels」では全盛期の感じにカムバックしてるのは最高ですね!

オススメですが、一枚目から五枚目までは名盤中の名盤です。
順位が付けられないくらいというのはファンの方なら分かってもらえると思います。
1番の全盛期の勢いというで選べば「Girls, Girls, Girls」「Dr.Feelgood」の二枚になりますので、今回は、その二枚と最新作の「Saints of Los Angels」ということにします!

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘




SAINTS OF LOS ANGELES