Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

イギリスのパブ文化

さて、イギリスについての記事一発目なので、まずはイギリスのパブ文化について書きたいと思います。
というのも、年末の宮崎吾朗さんのジブリ映画「アーヤと魔女」を見ていたら、パブご飯が無性に食べたくなったんで。。笑
では、いってみましょう!

 


1️⃣ パブ文化の歴史

まず、知らない人が多くて驚いたのが、パブっていう名前は、略語なんですよ。
パブリックハウス(Public House)(公共の家)の略です。

パブリックハウスという事ですが、元々は、イン(Inn)という宿泊施設の事です。
その食堂が独立したものがパブになったという事ですね。
その名残りで、地方のパブではいまだに、テーブルとソファのようなスタイルのパブも残っています。

パブは日本では、大人が行くようなお酒を提供するお店として認知されていますが、イギリスでは、子供からお年寄りまでが食事をする場所です。
地域交流の重要な役割も果たしています。
日本で言えば、地方の食堂というイメージですかね。

座席指定は基本的にはなく、キャッシュオン(飲食物を購入ごとに支払い)ですので、店内はお客さん同志自由にできるという事です。

ガーデンがあるパブも多く、週末には、サッカーが放送され、地元のチームの応援で沢山の人で賑わいます。

 

 

2️⃣ 考察

僕は、パブ文化というのが、イギリス人の公共の場での振る舞いを勉強する最も良い場所だと思っています。
まずは、同性、異性関係なく、出会いの場が多い事。
例えば、近くでライブやイベントがあった場合、会場の周りのパブはその参加者であふれます。
店内での出会いもそうですし、イギリスは屋根のある施設は全面禁煙という法律があるため、喫煙者の人は、グループを外れて、店外に行くので、喫煙スペースでの出会いも結構あります。

他人同士の出会いが多い事で、確かに、喧嘩も多いのがパブ。
でも、喧嘩するときは、店を出るなど、喧嘩のマナーもしっかりしてるんですよね。笑

パブリックハウスという事で、長時間いるお客さんも多く、テーブルゲームや本などが置いてあるのが普通です。
ギネスブックというのも、ビール会社のギネスが、パブで話のネタに困った時のために読める本として作ったと言われています。

僕自身も田舎へ旅行に行き、本当に何もない場所だった時に、昼ごはん食べて、サッカー見て、夜ご飯まで食べてバスで帰ったこともありました。笑


3️⃣ パブ料理

さて、この記事を書くキッカケになったのが、ジブリ飯に出てきた、英国料理でしたね。
7年間いて、確かに日本食が恋しくなることはあっても、イギリス料理がまずいとは思ったことがないんですが、旅行者は結構言いますよね。。
からしたら、ロンドンの様な大都市なら外すことの方が難しいと思ってしまいます。笑

まずは、大定番のフィッシュアンドチップス。

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これは、映画見てから、食べに行った日本のパブのフィッシュアンドチップスです。
ハーフサイズですが、日本のお店では、比較的フルサイズでも小さいです。
白身魚に黒ビールの入ったバッターを着けて、揚げるという料理ですね。
日本ではタルタルが付くことが多いですが、イギリスでは、基本的に塩とお酢で食べます。

探したのですが、バーミンガムで演奏した時にフィッシュ&チップス屋で持ち帰りした写真しかなかったので、こちらで、イギリスと日本の差を比べてみてください。

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あとは、ハンバーガー、ブリティッシュパイ、シェパーズパイ、サンデーロースト、フルブレックファースト(トースト、豆、焼きトマト、キノコ、ソーセージ、ベーコンが一つのお皿に盛り付けられたもの)、北に行くと、ハギスという、羊の内臓をミンチにして胃袋に詰めて調理する料理など、郷土料理もパブで食べれます。



ということで、どうでしたか?
もし、イギリス旅行されるなら、パブは本当におすすめです。
観光でなかなかイギリス人の私生活や文化に触れるのは難しいので、観光でもなかなか楽しい時間を過ごせると思いますよ!!


ではでは、また次回まで。  🤘🤘Stay Metal🤘🤘