こんばんは!
今回は、もう一つのメタルへの進化にとって重要な60sハードロックバンドのDeep Purpleの初級編です。
第1期はサイケロック、プレグレの影響を受け継いだスタイルでハードロックというのは少し難しいかもしれませんが、イアンギランが加入し、現在のスタイルを確立してからは、クラシックとハードロックを融合したメタルのジャンルに多大な影響を与えた。
2021年現在も活動しており、アルバムセールスは1億枚を超しているモンスターバンド。
では、始めましょう🤘
1️⃣ 結成まで
メンバーに関してですが、かなり入れ替わりが激しいので、メンバーの入れ替えと共に、考察していきます!
当時、The Searchersの元メンバーのクリス・カーティスが企画したバンド、ラウンドアバウトが始まりであった。
同じフラットに住んでいたジョン・ロード(Keys)、当時ドイツのハンブルグでセッションミュージシャンをしていたリッチー・ブラックモア(Gt)らに声をかけていたが、メンバー集めに時間がかかりすぎたため、企画者のカーティスが失踪し、企画は一時消滅した。
数ヶ月後に、ロードとブラックモアが再会してラウンドアバウトから、Deep Purpleと名前を変えた。
Deep Purpleとは、ピーター・デ・ローズというピアニストの曲Deep Purpleから引用された。
ディープ・パープル・イン・ロック~アニヴァーサリー・エディション
2️⃣ 第1期
第一期のメンバーは、ジョン・ロード(Keys)、リッチー・ブラックモア(Gt)、イアン・ペイス(Dr)、ニック・シンパー(Ba)、ロッド・エヴァンズ(Vo)。
デビューアルバム、Shades of Deep Purpleはハードロックというよりは、まだサイケロックであったが、ビッグセールスを記録した。
3枚のアルバムを制作し、シンガーのエヴァンスは脱退。 その後エヴァンスは、アメリカのIron BatterflyのメンバーとCaptain Beyondを結成。
サイケデリックロック路線を追求し続けた。
Rod Evans (Vo) Ritchie Blackmore (Gt) John Lord (Organ) Nick Simper (Ba) Ian Paice (Dr)
1st : Shades Of Deep Purple(68)
2nd : The Book Of Taliesyn(68)
3rd : Deep Purple(69)
3️⃣ 第2期
第二期は、シンガーのイアン・ギランと、ベーシストのロジャー・グローバーが加入してサイケロック、プログレ路線から、ハードロックへと進化させた。
ハードロックにクラシックの要素を融合させた「Deep Purple In Rock」、Fireball、そしてMachine Headというヒット作をリリース。
Ian Gillan (Vo) Ritchie Blackmore (Gt) John Lord (Organ) Roger Glover (Ba) Ian Paice (Dr)
4th : Deep Purple In Rock (70)
5th : Fireball (71)
6th : Machine Head (72)
7th : Who Do We Think We Are (紫の肖像) (73)
4️⃣ 第3期
第三期は、ギラン、グローバーが脱退し、デイヴィッド・カバーデール(Vo)とグレン・ヒューズ(Ba)が加入。
カヴァーデールのブルージーなボーカルと、ヒューズのハイトーンのダブルボーカルで名盤を生み出し、演奏面でも伝説となった「カリフォルニア・ジャム」などの伝説的なライブを行なったが、よりハードロック路線に行きたいブラックモアとファンクやソウルなどの新しい要素を入れたいカヴァーデール、ヒューズの間で方向性の相違が生まれ、結局ブラックモアが脱退する。
そして、ブラックモアは、Rainbowを結成する。
David Coverdale (Vo) Ritchie Blackmore (Gt) John Lord (Organ) Glen Hughes (Ba/Vo) Ian Paice (Dr)
8th : Burn (紫の炎) (74)
9th : Stormbringer (74)
Deep Purple In Rock (25th Anniversary Edition)
5️⃣ 第4期
第4期は、ブラックモアの代わりにトミー・ボーリン(Gt)が加入したが、薬物中毒の影響でバンド貢献は出来ず、バンド自体もセールス不調となり、ここでバンドは解散しました。
David Coverdale (Vo) Tommy Bolin (Gt) John Lord (Organ) Glen Hughes (Ba/Vo) Ian Paice (Dr)
10th : Come Taste The Band (75)
6️⃣ 第5期
第5期は、1984年に第2期のメンバーで再結成したが、リッチーとギランの仲が再び悪くなり、結果、ギランが脱退します。
Ian Gillan (Vo) Ritchie Blackmore (Gt) John Lord (Organ) Roger Glover (Ba) Ian Paice (Dr)
11th : Perfect Stranger (84)
12th : The House Of Blue Light (87)
7️⃣ 第6期
第6期は、ジョー・リン・ターナー(Vo)が加入
Joe Lynn Turner (Vo) Ritchie Blackmore (Gt) John Lord (Organ) Roger Glover (Ba) Ian Paice (Dr)
13th : Slaves And Masters (90)
8️⃣ 第7期
第7期は、25周年という節目にギランが復帰
Ian Gillan (Vo) Ritchie Blackmore (Gt) John Lord (Organ) Roger Glover (Ba) Ian Paice (Dr)
14th : The Battle Rages On(紫の聖戦) (93)
⑨ 第8期
第8期は、リッチーが脱退し、スティーブ・モーズが加入。彼の加入により、フュージョンなどの新しい要素が入り、ハードロックより、ロックの要素が強くなりました。
Ian Gillan (Vo) Steve Morse (Gt) John Lord (Organ) Roger Glover (Ba) Ian Paice (Dr)
15th : Purpendicular (紫の証)(96)
16th : Abandon (98)
⑩ 第9期
第9期は、健康上の問題でジョン・ロードが脱退。ドン・エイリー(Keys)が加入し、現在のラインナップになりました。
Ian Gillan (Vo) Steve Morse (Gt) Don Ailey (Organ) Roger Glover (Ba) Ian Paice (Dr)
17th : Bananas (03)
18th : Rapture Of The Deep (05)
19th : Now What?! (13)
20th : Infinite (17)
21st : Whoosh! (20)
11 考察
とりあえず、Led Zeppelinと比べたら現役という事だけあり、初級編では、流れだけになってしまいましたね。。
ファンが集まれば語られるのは、第2期と第3期ですね。
聴いた事ない方にオススメは、有名な曲が多い第2期のMachine HeadやBurnになるのでしょうが、個人的なオススメは、In RockとStormbringerです。
In Rockの1曲目のSpeed Kingの最初のギターノイズは、いまだに震えるものがあります。
Stormbringerは確かに3期の最後のアルバムという事で、少し大人しめですが、全盛期から方向性を変え、僕的には成功して一つの新しい形を示してくれているアルバムだと思うので、大好きです。
とりあえず、今回はここまで。
次は、重金属系譜図に戻りこの60sハードロックから前に進みます!!
ではでは、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘