重金属系譜図2 - 70年代ハードロック-
こんにちは!
今回は、前回の60年代ハードロックからの第2段で、70年代ハードロックをやっていきます!!
1️⃣ 主要バンド
イギリス: Black Sabbath (70)
UFO (70)
Hawkwind (70)
Uriah Heep (71)
Thin Lizzy (71)
Nazareth (71)
Queen (73)
Judas Priest (74)
Rainbow (75)
Motorhead (75)
Whitesnake (78)
アメリカ: Aerosmith (73)
Kiss (74)
Heart (76)
Foreighner (76)
オーストラリア: AC/DC (74)
2️⃣ 定義
70s ハードロックの定義ですが、ハードロック自体が60年代後期に生まれたので、そこまで変わりはありませんが、上の主要バンドの中でも、Black Sabbath. Judas Priest. Motorheadなど、現在の定義では、メタルバンドに入るバンドも70年代にデビューしているということで、後期にいくにつれ、メタルの要素が強くなっていくとも言えます。
アンプの進化はもちろん、エフェクターの進化により、より激しい音、粒の細かい歪みなどが作れる様になり、RainbowのドラマーCozy PowellがRainbowのライブでのドラムソロでツーバス奏法をする(注釈:使っていたドラマーはいたが、メタルとしての使い方として。)など、メタルが生まれる重要な時代となった。
アメリカは、まとまったジャンルとしての変化は、メインストリームではまだ見らなかったが、アンダーグラウンドでは、定着していった。
60年代では見られなかったが、foreighnerの様な産業ロックバンドがハードロックを取り入れるなど、逆転現象が起き、Queenなどが、ポップ、ロックファンまでを巻き込んだことにより、ハードロックがメインストリーム音楽になったハードロック黄金期がこの時代だといって良いと思います。
またまた手書きです。。笑
3️⃣ 考察 ー ハードロックと70年代 ー
70年代最初の年、1970年。
ビートルズが解散した。 一つの音楽時代が終わり、新しいものが生まれようとしていた。
世界情勢面でも、50年代から続いた左翼的思想の一部の人々が暴走し、それに反抗するものが出だした。
73年にはオイルショックが起き、世界規模の経済悪化が発生する。
イギリスでは一時、最高税率が83%まで上がるという異常な時代。
炭鉱では、無期限ストライキが始まり、公共施設・サービスも炭鉱に続いた為、病院は機能せず、学校は休校、ゴミは回収されずと地獄の様な状態となる。
そこで現れたヒーローがメタルの前身となる70s ハードロックである!!笑
一寸先も闇というこういう状況で若者は、歌に思想を乗せた。 それを伝えるには人々を振り向かせなければならない。
愛を歌うも、人々に希望を与える為に、激しい愛を歌い、Rainbowはファンタジー曲が多いが宗教的な意味を持つ歌詞で人々に信仰の大切さを伝えた。
とにかく、ハードロックは寒い時代の人々に希望を与えた。
この情勢を見て考察すれば、70年代後半には、メタルというものが生まれたのは納得ができる気がします。(Black Sabbathに関しては70年のデビュー時からメタルであったのだが)
とにかく当時のハードロックはヒーロー性が強かった。
アンプを何十個も重ねて置き、4−5人の人間が演奏しているだけとは到底思えないパワーを発していた。
現代では、再生はヘッドフォンが主流で、ライブでもコントロールされた音の中でしか聞けないことが多い。
今では、多分健康上の問題で出来ない位の爆音の体験がこの時代にはあった。
そして、それを国民が必要としていた。
とりあえず、今回はこのくらいにして。。 ついに!というかやっと次回からは、メタルへと入っていきます!!
が、その前に70sハードロックのバンド別考察を少し挟みます。
ではでは、また次回!! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘