Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

Def Leppard 初級編 (重金属系譜図3 NWOBHM) メタル系譜図

こんにちは!
本日は、Def Leppard! 確かに、今まで紹介して来たNWOBHMのバンドと比べれば、系統は違いますよね。
いつもの考察で少し皆様に問いかけさせていただいてます!

ではいきましょう!!



 

 

1️⃣ 結成

1977年。同じ学校に通っていた、Rick Savage. Pete Willis. Tony Kenningにより、Atomic Massというバンドが結成されます。

後に、Joe Elliotが、ギタリストとしてオーディションを受けましたが、シンガーの方が向いていた為、リードシンガーとして加入します。

Elliottは長年考えていたバンド名があり、それが、「Deaf Leopard」でした。最終的につづりが変えられて、「Def Leppard」となりました。

バンドは、3曲の録音を自主制作で行い、The Def Leppard E.P.としてBludgeon-Riffolaという自主レーベルより販売します。
そして79年にPhonogramと契約します。

 

80年に、1枚目のアルバム「On Through The Night」をリリースします。
UKチャート15位とヒットアルバムになります。

81年には、2枚目の「High ’n’ Dry」をリリースします。
収録曲の「Bringin’ On the Heartbreak」はMTVで最初にかかったメタル曲の一つとなります。

82年の7月にWillisはクビとなり、代わりにPhil Collenが翌日に加入となります。
83年には、「Pyromania」をリリースし、アメリカで大ヒットしました。


Joe Elliott (Vo)     Steve Clark (Gt)     Pete Willis (Gt)     Rick Savage (Ba)     Rick Allen (Dr)

1st : On Through the Night (80)
2nd : High ’n’ Dry (81)

Joe Elliott (Vo)     Steve Clark (Gt)     Pete Willis (Gt)     Phil Collen (Gt)     Rick Savage (Ba)     Rick Allen (Dr)

3rd : Pyromania (83)


Pyromania


2️⃣ 黄金期

84年12月にドラマーのRick Allenが地元シェフィールドの郊外で自動車事故を起こし、左腕を切断するという大怪我をしてしまいます。
しかし、足を使い、無くなった左腕の代わりが出来るかもしれないと思い、試行錯誤を重ね、87年に「Hysteria」をリリースします。
このアルバムが、イギリス、アメリカともに大ヒットとなります。

92年には、Adrenalizeをリリースし、世界的な大ヒットとなります。

バンドは新しいギタリストを募集し、Adrian SmithやJohn Sykesなどもオーディションした中、DioWhitesnakeにいた、 Vivian campbellを採用します。

93年に新しいラインナップで、シングルB面の曲や未発表曲を完成させて作った「Retro Active」をリリースします。
そのツアーでは、24時間以内にモロッコ、イギリス、カナダと3つの違う大陸でライブを行ってギネス記録に登録されました。

96年には、「Slang」をリリースします。
ミュージカルテイストで、深い歌詞を使用した実験的なアルバムとなりました。


Joe Elliott (Vo)     Steve Clark (Gt)     Phil Collen (Gt)     Rick Savage (Ba)     Rick Allen (Dr)

4th : Hysteria (87)

Joe Elliott (Vo)     Phil Collen (Gt)     Rick Savage (Ba)     Rick Allen (Dr)

5th : Adrenalize (92)

Joe Elliott (Vo)     Phil Collen (Gt)     Vivian Campbell (Gt)     Rick Savage (Ba)     Rick Allen (Dr)

6th : Slang (96)


ヒステリア

 


3️⃣ 現在

99年に原点回帰のアルバム「Euphoria」をリリースします。
02年には、さらにポップ路線へと寄せたアルバム、「X」をリリースします。
更に、カヴァーアルバム「Yeah!」を06年にリリースします。

08年には、ロック路線に戻り、「Songs from the Sparkle Lounge」をリリースします。
15年には「Def Leppard」をリリースします。


Joe Elliott (Vo)     Phil Collen (Gt)     Vivian Campbell (Gt)     Rick Savage (Ba)     Rick Allen (Dr)

7th : Euphoria (99)
8th : X (02)
9th : Yeah! (06)
10th : Songs from the Sparkle Lounge (08)
11th : Def Leppard (15)

 


X

 


4️⃣ 考察

Def Leppardですが、いくつかの資料から調べていくうちに、他のNWOBHMバンドとは違うことに気づきました。
まずは、Bludgeon-Riffolaという最初の自主制作を販売したバンドが作った会社ですが、1987年に登記されてきちんとしたレコードレーベルになってるんですよね。

そして、1st, 2ndはNWOBHMムーブメントだったので、ブリティッシュハードロックを、そして、83年の「Pyromania」では、MTVが出始めたということで、音楽性を180度変えて、アメリカンハードロックに変更して、トップバンドの地位を絶対のものにしました。
その後も、流行りの音を取り入れてつつ、やりたい表現を続けていますよね。

要するに、セルフプロデュースの天才なんですよね。

そこが、逆に引っ掛かり、問題提起をしたいのですが、Def LeppardNWOBHMというジャンルのバンドでなく、たまたまそのムーブメントにいただけなのではと思うんですよね。

8枚目の「X」なんて、90年中期以降の「a-ha」ですし。笑
逆に「a-ha」がNWOBHMと言われても到底想像もできませんので。。笑

ここまでやってなんですが、皆さんはどう思われますか?
一応、このジャンルに入れておきますが、僕的には、?マーク付きかなと思います。

オススメですが、やはり、1stと「Hysteria」は良作ですね!
そして、実はa-haのハードコアファンの僕としては、「X」は大好きです。笑
後、フルアルバムではないですが、「Adrenalize」と「Slang」の間にリリースされた「Retro Active」もカッコ良いですよ!

ということで、今回は、僕も皆さんのご意見を聞きたいですので、是非是非、コメントよろしくお願いします。

では、また次回!  🤘🤘Stay Metal🤘🤘

 


オン・スルー・ザ・ナイト