Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

Skid Row 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
今回は、Skid Rowです!  メタルとグランジの間のバンドだとは思いますが、好きなバンドの一つです。
イギリス派の僕はThin Lizzyメンバーがいた方のSkid Rowのイメージの方が強いですが、記事を書くにあたり、面白い事実も見つけました。

では行きましょう!


 

 

1️⃣ 結成

1986年にアメリカ、ニュージャージー州にて、Rachel Bolan (Ba), Dave Sabo (Gt)にて結成されます。
そして、新聞の募集欄にて、Scotti Hill (gt), Rob Affuso (Dr)が加入します。
87年にSebastian Bach (Vo)が加入して、本格的に活動を始めます。
(Matti Fallonというシンガーがいましたが、ある結婚式で歌っていたBachをメンバーが見て、声をかけたそうです。同時期に後のMotley CrueのJohn Corabiもオーディションを受けていました)

Saboが初期のBon Joviにいたということで、マネージャーのDoc McGheeと交流があり、Atlantic Recordsと88年にレコード契約を交わします。

デビューアルバムをリリースする前に、Gary Mooreの居たアイルランドのバンド「Skid Row」と同じ名前だったため、Gary Mooreに3.5万ドルを支払い名前の使用権を取り、89年にデビューアルバム「Skid Row」をリリースします。

アルバムは大ヒットとなり、Bon Joviのツアーのオープニングをします。

90年のツアーにて、Bachが「AIDS Kills Fags Dead(エイズがホモ達を殺す)」と反同性愛的なスローガンの書かれたシャツを着た事により、社会問題になります。


Sebastian Bach (Vo)     Rachel Bolan (Ba)     Scotti Hill (Gt)     Dave Sabo (Gt)     Rob Affuso (Dr)

1st : Skid Row (89)

 


スキッド・ロウ

 

 

2️⃣ 黄金期 ~ 低迷期

90年に「Slave to the Grind」をリリースします。
これが、ビルボード1位となるヒット作となり、PanteraとSoundgardenと共にツアーをします。
元々は、Nirvanaをサポートにと交渉してましたが、NirvanaがBachの「同性愛嫌悪」の思想に反対していたため、断られてしまいます。(Nirvanaは元々Skid Rowというバンド名を付けようとしていた事も原因かもしれません。)

95年に「Subhuman Race」をリリースします。
メタルの要素は少なくなり、グランジの要素が強くなりました。

この後、バンドは低迷期を迎え、メンバーを交代しながら、活動を続け、03年に「Thickskin」をリリースします。
ヘヴィーロック、グランジ路線は変わらず、新しいスタイルへと完全に路線変更します。

Sebastian Bach (Vo)     Rachel Bolan (Ba)     Scotti Hill (Gt)     Dave Sabo (Gt)     Rob Affuso (Dr)

2nd : Slave to the Grind (91)
3rd : Subhuman Race (95)

Johnny Solinger (Vo)     Rachel Bolan (Ba)     Scotti Hill (Gt)     Dave Sabo (Gt)     Phil Varone (Dr)

4th : Thickskin (03)


Slave to the Grind

 

3️⃣ 現在

06年に「Revolutions per Minute」をリリースします。
13年に「Megaforce Records」と契約し、フルアルバムを出すより三枚のEPとしてアルバムをリリースすると発表しました。
そして「United World Rebellion : Chapter One」をリリースします。
作品をトリロジー(3部作)だと発表し、14年に「United World Rebellion : Chapter Two」をリリースします。

翌年15年、Solingerはバンドから解雇され、代役に元TNTのTony Harnellが加入します。
19年にデビュー作のリマスター版が発売された際に、Bachはデビュー作の全曲演奏ライブを企画していると発表します。


Johnny Solinger (Vo)     Dave Sabo (Gt)     Scotti Hill (Gt)      Rachel Bolan (Ba)      Dave Gara (Dr)

5th : Revolutions per Minute (06) 

Johnny Solinger (Vo)     Dave Sabo (Gt)     Scotti Hill (Gt)      Rachel Bolan (Ba)      Rob Hammersmith (Dr)

6th : United World Rebellion : Chapter One (13)
7th : United World Rebellion : Chapter Two (14)




United World Rebellion-Chapter One


4️⃣ 考察

Skid Rowですが、もちろん僕がメタルを好きになった頃にはすでに活動の見えないバンドでした。 最初のアルバムは「Subhuman Race」でしたが、あまりアメリカンなメタルは聞かなかったこともあり、興味があり、最初の二枚を手に取り驚いた記憶があります。

やはり、Skid Rowといえば、Sebastian Bachというイメージから、今回初めて、Solinger期のアルバムを聞きましたが、、めちゃくちゃ良いじゃないですか!!
しかし、もうSolingerもクビになりました。 それが原因で三部作の三枚目がまだ出てなく、なんかバンドは三枚目はフルレングスのアルバムになるとまで発表しちゃいましたね。

Chapter Oneには、Judas PriestとEZOのカヴァー、TwoにはAerosmithQueenのカヴァーが入っており、特にEZOのFire Fireがカッコ良いんですよ!
四枚目、五枚目はまだ未視聴ですので、これから探してみようと楽しみもできました。

オススメですが、「Skid Row」「Slave to the Ground」はマストですね。
Subhumanで僕みたいに聞かなくなった人には是非「United World Rebellion」を手に取っていただきたいですね!!

グラムメタルは僕も弱いジャンルですので、こんな感じで続ける事になると思いますが、よろしくお願いします!!

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘

 

 


レヴォリューション・パー・ミニット