Lizzy Borden 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)
こんにちは!
本日はLizzy Bordenです!!
実際、このバンドもMetal Blade records(ドイツ)でデビューしているため、L.A.出身ですが、サウンドはNWOBHMやジャーマンメタルなので、かなり葛藤はありましたが、一応グラムメタルの中に入れさせていただきます。(後に変更になる可能性が大です。笑)
ではいきましょう!
1️⃣ 結成
1983年、アメリカL.A. で兄弟である、Lizzy BordenとJoey Scottにより結成されます。
「Rod of Iron」という曲がMetal Blade Recordsのコンピレーションに入ったことをきっかけに認知される様になり、翌年Metal Blade Recordsと契約します。
そして同年、EP「Give ‘Em the Axe」がリリースされます。
バンド名は19世紀に実際に起きた事件で、実父と継母が斧により殺害され、被疑者となるが後に無罪となった女性「Lizzie Borden」から取られています。
85年に「Love You to Pieces」86年に「Manase to Society」をリリースします。
Metal Blades Recordsからのリリースという事もあり、アメリカ市場よりもヨーロッパ市場を狙った音作り、曲作りでヨーロッパで人気を上げていきます。
Lizzy Borden (Vo) Gene Allen (Gt) Tony Matuzak (Gt) Michael Davis (Ba) Joey Scott Harges (Dr)
1st : Love You to Pieces (85)
2nd : Menace to Society (87)
2️⃣ 黄金期
87年にJoe Holmes (Gt)が加入し「Visual Lies」をリリースします。
収録曲「Me Against the World」が「Black Roses」というカルト映画に使用されコマーシャル的な成功を得ます。
Holmesはその後Ozzy Osbourneに加入するためにバンドを抜けます。
89年に「Master of Disguise 」をリリースします。
この作品がメタル界でカルト的な人気を博します。
しかしながら、90年代に入り活動はスローになり、メタルシーンの縮小もあり事実上解散している状態になります。
Lizzy Borden (Vo) Gene Allen (Gt) Joe Holmes (Gt) Michael Davis (Ba) Joey Scott Harges (Dr)
3rd : Visual Lies (87)
Lizzy Borden (Vo) Joey Scott Harges (Dr)
4th : Master of Disguise (89)
3️⃣ 再結成
99年にBorden, Scott, Nelsonという初期メンバーでツアーをします。
そして11年ぶりのアルバム「Deal With the Devil」をリリースします。
ツアーではWackenを含む全世界ツアーを実施と注目を集めます。
Spawnの作家で有名なTodd McFarlaneがステージを演出したり、CDカヴァーアートを書いたりと一気に世界中の注目を浴び、シーンに完全復活します。
しかし、04年に初期メンバーのNelsonが交通事故により死亡し、バンドは再び解散ということになってしまいます。
Lizzy Borden (Vo) Alex Nelson (Gt) Marten Andersson (Ba) Joey Scott (Dr)
5th : Deal With the Devil (00)
4️⃣ 現在
Nelsonの死後から2年、Ira Blackを迎えて再び再結成を果たします。
そして07年「Appointment with Death」をリリースします。
George Lynch (Dokken), Dave Meniketti (Y&T), Corey Beaulieu (Trivium)などのゲストも参加しMTVのビデオチャート25位に入るコマーシャル的成功を得ます。
CDのリリース後は、Sweden Rock Fest, Hell Fest, Wacken Open Air などの大型フェスティバルを中心に活動を続け、18年に「My Midnight Things」をリリースします。
ビルボードのハードミュージックチャート84位とヒット作になり、現在バンドは次作に向けて制作段階に入ったと発表しました。
Lizzy Borden (Vo) Ira Black (Gt) Marten Andersson (Ba) Joey Scott (Dr)
6th : Appointment with Death (07)
7th : My Midnight Things (18)
5️⃣ 考察
冒頭でも書きましたが、このバンドをグラムメタルに入れて良いのか問題ですよね。
聞けば聴くほど、違う気がするんですよね。笑
NWOBHM,ジャーマンメタルはこのブログですでにやってますが、個人的にはジャーマンメタルの活動の仕方に近い気がします。
僕個人的な体験ですが、昔のブログで僕がStuka Squadronに在籍していた時にドイツの「Headbangers Open Fest」の前夜祭に出演した時、本番のヘッドライナーがLizzy Bordenだったんですね。
フェスとしては中位の規模で、本当のメタル好きが集まるフェスなのですが、満員でとにかく人気が凄かった印象があります。
地盤から、マーケティングから全てドイツを中心にヨーロッパメインでやってるんだなという印象を受けたので、グラムメタルに入れるのにかなり葛藤がありました。
音楽に関しましても、Dokkenのような雰囲気を感じる曲もありますが、基本は、NWOBHMやジャーマンメタルに近いと思いますし、「Master of Disguides」では、他のグラムメタルの同世代バンドは、AORやポップメタルに行きましたが、確かにソフトにはなってますが、基本的なスタイルは変えずに、King Diamondのようなストーリー仕立てでバンドイメージは変わらないように制作している所なんかは、本当にヨーロッパ式なんですよね。
オススメは本当に難しいです。。
というのも、グラムメタルとしてオススメするのはという事です。笑
「Love You to Pieces」「Menace to Society」「Visual Lies」の初期3枚から聴くのがベストだと思います!
基本的なスタイルは本当に変わってないので、初期3枚から、5th,6th,7thといくか、「Master of Disguides」と順番に行くかの二通りで楽しんでいただければと思います。
という事で、用意してるバンドはあと2バンドです! そしてついに次のジャンルへと移ります!
ではまた次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘