今回は少しモダンなDoom Metalバンドをご紹介させて頂きます。
Black Sabbathフォロワーのバンドですが、極限までヘヴィーで、サイケなElectric Wizard。
その世界観にハマれば抜けられません!
1️⃣ 結成
Electric Wizardの結成としては、1993年にイギリスのDorsetにてJus Oborn (Gt/Vo). Tim Bagshaw (Ba). Mark Greening (Dr)により結成されます。
バンド名はBlack Sabbathの曲「Electric Funeral」と「The Wizard」から取られました。
バンドの前身としては88年にまで戻りJus Obornが結成した「Lord of Putrefation」というバンドになります。
その後、「Thy Grief Eternal」「Eternal」というバンドを経てElectric Wizardとなりました。
95年に「Rise Above Records」と契約し、「Electric Wizard」をリリースします。
初期Black Sabbathの様な重々しく独特な世界観のアルバムとなります。
97年には「Come My Fanatics. . .」をリリースします。
DroneやStonerの要素が入り、このアルバムから今のスタイルが確立されます。
00年には「Dopethrone」をリリースします。
02年に「Let Us Prey」をリリースします。
Droneの要素が少なくなり、リフの輪郭がハッキリとした代わりに、サイケデリック要素が強く実験的な試みを多い興味深いアルバムとなります。
成功したアルバムでしたが、バンドは解散を発表します。
Jus Oborn (Gt/Vo) Tim Bagshaw (Ba) Mark Greening (Dr)
1st : Electric Wizard (94)
2nd : Come My Fanatics. . . (97)
3rd : Dopethrone (00)
4th : Let Us Prey (02)
2️⃣ 現在
BagshawとGreeningが脱退するも最終的にバンドは継続し、Justin Greaves (Dr). Liz Buckingham (Gt). Rob Al-lssa (Ba)が加入し、04年に「We Live」をリリースします。
メンバーチェンジを繰り返しながら、07年には「Witchcult Today」を10年には「Black Masses」をリリースします。
14年には「Time to Die」をリリースします。
17年に「Wizard Bloody Wizard」をリリースします。
原点に戻ったデビューアルバムの様な作風になります。
Jus Oborn (Gt/Vo) Liz Buckingham (Gt) Rob Al-lssa (Ba) Justin Greaves (Dr)
5th : We Live (04)
Jus Oborn (Gt/Vo) Liz Buckingham (Gt) Rob Al-lssa (Ba) Shaun Rutter (Dr)
6th : Witchcult Today (07)
Jus Oborn (Gt/Vo) Liz Buckingham (Gt) Tas Danazoglou (Ba) Shaun Rutter (Dr)
7th : Black Masses (10)
Jus Oborn (Gt/Vo) Liz Buckingham (Gt) Mark Greening (Dr)
8th : Time to Die (14)
Jus Oborn (Gt/Vo) Liz Buckingham (Gt) Clayton Burgess (Ba) Simon Poole (Dr)
9th : Wizard Bloody Wizard (17)
3️⃣ 考察
このバンドこそライブバンド!!っていうバンドですよね。
とにかく爆音で、最前なんかにいたら音圧で倒れそうになるんですよね。笑
重々しく永遠かというくらいに繰り返されるリフ、その轟音の中で叫ばれる言葉。
これがドゥームです。
前回紹介した、Cathedralのリー・ドリアンのレーベルRise Above Recordsよりデビューし、デビューから現在も第一線で活動しているバンドで、基本的には最強にヘヴィーなBlack Sabbathという雰囲気ですが、アルバムによってはドローンに近いアルバムもあり、各作品がきちんと個性を持っているんですよね!
僕は「Witchcult Today」が最初に買ったアルバムなんですが、とりあえずぶっ飛びました。
ドゥームなのはそうなんですが、刺々しくはなく、どちらかと言えばギターの音は優しい。
ただCDでもわかるアンプフル10感。
その轟音の中にノイズとボーカルが鳴ってるんですが、なんていうんでしょう。
UKロックバンドのThe Musicを聞いている感じがしたんですよね。
ボーカルラインはどちらかというとロックやグランジに近いとは思います。
本当に不思議なバンドなんですよ。 Electric Wizardは。
UKロックバンドと一緒にツアーしてても全然違和感ないメタルバンド です。笑
オススメですが、一番音楽性がわかりやすいのが「Witchcult Today」。
サバスの様なドゥームメタルをやっているのが、「Electric Wizard」「Wizard Bloody Wizard」。
「Dopethrone」あたりがかなり攻撃的な作風でどちらかというとCathedralに近い作品です。
「Witchcult Today」か「Electric Wizard」から初めて2000年前後の中期の作品に向けて進んでいくのが一番良いかと思います。
ハマると結構抜け出すの大変な中毒性のあるバンドです!
是非聞いて頂きたいバンドなので、試してみてください!!
ではまた次回 🤘🤘Stay Metal🤘🤘