【重金属映画紹介】 学校の怪談
今回は夏映画で有名な90年代にムーブメントを起こした「学校の怪談」をネタバレなしで紹介いたします。
あらすじ
夏休みを翌日に控えた一学期終業式の日の夕方。
小学2年生の美夏は、忘れた絵の具箱を取りに学校に戻っていた。
そこで美夏は、サッカーボールが自分を導くように旧校舎へと転がっていく不思議な光景を目撃する。
旧校舎は取り壊しが決まって立ち入り禁止になっていたが、お化けが出ると子供たちの間で噂になっていた。
美夏はボールにつられて中へと入ってしまい、そしてトイレの中で何者かに襲われてしまう。
美夏を心配した5年生で姉の亜樹は、一人学校を訪れ、何者かに吸い寄せられるように旧校舎へと入っていく。
そこにいたのは、イタズラしようと忍び込んでいた同級生の研輔と将太、4年生で双子の兄の均、そして6年生の香織だった。
転校してきたばかりで、同級生となじめていなかった亜樹は、研輔達と衝突し、単独で妹を探しにいく。
しかしやがて、5人は自分たちが旧校舎から出られなくなっていることに気づく。そして5人の前に、ただの噂だったはずのお化けが現れた。
考察
80年代に起こった超能力ブーム。90年代はやはり学校の怪談ブームです。
一応ホラーなんですが、実質はジュブナイル冒険もの。
海外のお化け映画はガチで殺しにくるのに比べて日本のお化け、妖怪ものはイタズラするだけなお茶目なお化けが多い気がします。
4:44分という記憶がある人が多いですが、あれは2作目で、この第1作目はトイレの花子さんです。
2作から4作は、SF要素が入っているのに比べこの作品はかなり良作な冒険ものです。
ある出来事によりお化けの世界が開かれてしまい、不運にも旧校舎に閉じ込められた5人の少年少女と先生の話です。
本当に脚本に一切のスキがなく、気付いたら終わってるくらいにテンポがよく、登場人物のキャラクターがハッキリしているので、シーンが激しく切り変わっても迷いません。
ガッツリ怖い作品ではなく、少し寂しく切ないホラー映画って感じですね。
お化け達のキャラクター立ちもすごいです。笑
重金属的な視点では、双子の弟の千葉一くん。
霊感が強く、そのせいで学校を不登校になっている彼が外から兄を助けようとするんですが、
まず持ってきたのが魔法の本。笑
旧校舎の入り口の前に思い切りサタニックマークを書き出します。笑
魔法陣、花子さんや旧校舎と今見ると懐かしくてたまらないんですが、色あせない映画です。
予告編が公式のがなかったので、Stranger Things風の面白いのがありましたので載せたのですが、確かにStranger Things好きな人は絶対好きだと思いました。
あつーい夏の日にセミの声と一緒に麦茶飲みながら見て欲しい作品です。笑