少し遅れましたが、今年もやりたいと思います。
前置きですが、レオス・カラックスの「アネット」を見逃すという失態をしましたので、「アネット」抜きでの順位だと思って読んでいただければと思います。
第一位 サバカン SABAKAN (金沢知樹)
文句なしでこの映画が今年一番!、というかもしかすると2020年代で一番になるかもしれません。
あらすじや考察は以前しておりますので、こちらでどうぞ。
では公開終了後の話でも。。
草彅剛さんも出演しているのに、パンフレットすら劇場販売なしと大型映画館でロングラン公演したとは思えない単館映画ぶりなこの映画でしたが、ついにはDVD&Blu Rayも受注生産という事態。
残念ながらこのブログ発表時点で受付終了してしまっております。。
皆様に見て頂きたい作品だけに、、本当に一般流通を願いましょう!!
第2位 Possessor (ブランドン・クローネンバーグ)
※予告編閲覧注意(血の苦手な方はお控えください)
カナダの奇才デヴィッド・クローネンバーグ監督の息子であるブランドンの長編2作目。
前作に引き続きSF作品です。
暗殺を目的にターゲットに近しい人物を誘拐し、その人物の脳に入りこみターゲットを暗殺後、暗殺者を自殺に追い込むという完全犯罪的な暗殺業を営む女性の物語。
科学的根拠は作品からはなかったので、SFというよりはファンタジーなのですが、とりあえずお父さん譲りのグロい手法で終始気分悪かったのですが、見終わった後、10分ほど考えて、なぜ主人公があそこまで残酷にターゲットを暗殺するのかに気付いたらこの作品の凄さが分かりました。
銃で一発で暗殺ならこの映画は成り立たないのです。
ネタバレはしませんので、この辺で。
SFというよりかなり良くできたサスペンス映画だと思いますので、サスペンス、スリラー系がお好きな方におすすめです。
第3位 夢見る小学校 (オオタヴィン)
自分の中での教育という概念が変わった映画でした。
学校のドキュメンタリーですが、例えば楽器を練習するでも、スポーツをするでも同じで、上手くなる人、上手くならない人は「脳と学習」のどういう関係で決まってくるのかがすごく分かりやすく専門家を交えて説明されている作品でした。
こちらもあらすじなど記事になっておりますので是非。
オオタ ヴィンさんのドキュメンタリー好きなんですよね。
今回のは過去一ですごい作品だと思いました。
第4位 耳をすませば (平川雄一郎)
3位でやめても良かったんですが。笑
実写版耳をすませば、正直良かったですよ! 良い意味で少女漫画(読んだ事ないんですが。笑)の良い部分が出ている気がします。
テーマソングはアニメ版の「カントリーロード」ではなく、「翼をください」でしたが、とりあえずチェロの編曲が良すぎて劇場で鳥肌が立ちました。
中学時代と現代の大人時代の配分も良く、飽きる事なく見れる良作映画だと思います。
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2022年はこんな感じでした。
「シンウルトラマン」が入ってないのはまだ考察ができていないからであり、ダメだったというのと全く逆ですごすぎた映画だからです。笑
あとは、忙しくて劇場に行けなかった、「母性」「流浪の月」「死刑にいたる病」「ある男」「サカナの子」とかあるので、見ればランキングは変わるでしょうが、現時点ではこんな感じでした。
という事で、今年はもっと劇場にいければ良いなと思います!!
ではまた来年!!