Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

【新譜紹介】Shaman - Rescue (2022/05/18リリース)

今回はブラジルのパワーメタルバンドShamanの5月18日にリリースされる6枚目のアルバム「Rescue」をご紹介させて頂きます。


まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 





アンドレ・マトスが亡くなり活動が停止していたShamanでしたが、12年ぶりに復活!
しかもオリジナルメンバーが復帰していて、ボーカルにはAge of ArtemisのAlirio Nettoが加入しました。

Shamanっぽいトラックですが、Angraのマトス期の後期の雰囲気をとても感じて泣きそうになりました。。

このアルバムはかなり期待大です!!
Angraも方向が変わり、あの初期Angraの雰囲気を出せるのはShamanしかいないという感じですので、本当に楽しみです!




メンバー

Alirio Netto (Vo)
Ricardo Confessori(Dr)
Hugo Mariutti(Gt)
Luis Mariutti(Ba)
Fabio Ribeiro (Key)(Guest)




アルバムトラック

1. Tribute (Intro)
2. Time Is Running Out
3. The "I" Inside
4. Don't Let It Rain
5. Where Are You Now?
6. The Spirit
7. Gone Too Soon
8. The Boundaries Of Heaven
9. Brand New Me
10. What If?
11. The Final Rescue
12. Resilience (日本盤ボーナストラック)

 

 

 

初期のAngraファン、パワーメタル、メロディックメタルファンの方にオススメの作品です🤘🤘🤘



【日本盤】


レスキュー


【新譜紹介】Visions of Atlantis - Pirates (2022/05/13リリース)

今回はオーストリアのシンフォニックメタルバンドVisions of Atlantisの5月13日にリリースされる8枚目のアルバム「Pirates」をご紹介させて頂きます。


まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

 

カッコ良いですね!
2000年代のシンフォニック/ゴシックメタルの雰囲気を出しつつ進化させている感じが最高です!!

バンドもメンバーチェンジが多くドラムしかオリジナルがいなくなりましたが、確実に毎作進化している印象があります!

2000年のムーブメントを知らない人たちに確実にアピールできるトラックですね!!



メンバー

Michele Guaitoli (Vo)
Clementine Delauney (Vo)
Christian Douscha (Gt)
Herbert Glos (Ba)
Thomas Caser (Dr)

 

 

アルバムトラック

1. Pirates Will Return
2. Melancholy Angel
3. Master the Hurricane
4. Clocks
5. Freedom
6. Region of the Seas
7. Wild  Elysium
8. Darkness Inside
9. In My World
10. Mercy
11. Heel the Scars
12. I Will be Gone

 

ではもう1曲のMVもどうぞ!

 

 

ミッドテンポのこのトラックも良いですね。
人によってはNightwishなどと比べる方もいるかと思いますが、個人的にこのバンドは結構個性を持っているバンドだと思います。

後、オリジナルメンバーのThomas CaserってナパームレコーズのCEOなんですよね。笑
強い。。笑


シンフォニックメタル、ゴシックメタル好きな方にオススメの作品です🤘🤘🤘


【日本盤】


パイレーツ

 

【輸入盤】


Pirates

重金属系譜図7 - ドゥームメタル Cathedral (メタル系譜図)

今回はDoom Metal界のレジェンドCathedralをご紹介したいと思います。
世界最速と言われたNapalm DeathのシンガーLee Drianが脱退後、世界で最も遅いバンドを組みます。
フォーク、サイケ、そしてDoom Metalが見事に調和したバンドでした。

 

 

 

 

 

 


キャラバン・ビヨンド・レディンプション

 

1️⃣ 結成

 

1989年にNapalm DeathのボーカルをやっていたLee Driranがバンドの方向がパンクからデスメタルに向かっていたために脱退。
イギリスのコベントリーにてMark Griffithsと出会い、お互いの共通がBlack SabbathやWithchfinder General. Pentagramの様なDoom MetalだとなりCathedralが結成されました。

元Acid ReignのGarry Jenningsが加入し、91年にデビューアルバム「The Forest of Equilibrium」がEarache Recordsよりリリースされます。

限りなく遅く、ドロドロとしたDoom Metal作品となります。

デビューアルバムとはガラッと作風が代わり、よりBlack Sabbath寄りの作品「Soul Sacrifice」というEPをリリースした後にバンドはコロンビアレコードと契約し、93年に「The Ethereal Mirror」をリリースします。
レーベルはBlack Crowesの様なロック、ストーナーロックな作品を要望していたため、このアルバムのリリース後、バンドは契約を切られることになりました。

Lee Dorrian (Vo)     Garry Jennings (Gt)     Adam Lehan (Gt)     Mark Griffiths (Ba)     Mike Smail (Dr)

1st : Forest of Equilibrium (91)

Lee Dorrian (Vo)     Garry Jennings (Gt/Ba)     Adam Lehan (Gt)       Mark Wharton (Dr)

2nd : The Ethereal Mirror (93)

 

 


Ethereal Mirror

 

 

2️⃣ Earache期

 

バンドはEaracheに戻り95年に「The Carnival Bizarre」をリリースします。
バンドはBlack Sabbathに認知され、このアルバムではギターのTony Iommiが「Utopian Blaster」という曲でソロを提供することになりました。

96年には「Supernatural Birth Machine」を98年には「Caravan Beyond Redemption」をリリースします。

作風が変わったのが、01年の「Endtyme」で、ロックの要素が極端に減り、スローテンポのDoom Metal作品となります。
ジャケットアートはSunn O)))のStephen O’Malleyが制作しました。
このアルバムを最後にバンドはEaracheを離れます。

Lee Dorrian (Vo)     Garry Jennings (Gt)    Leo Smee (Ba)     Brian Dixon (Dr)

3rd : The Carnival Bizarre (95)
4th : Supernatural Birth Machine (96)
5th : Caravan Beyond Redemption (98)
6th : Endtyme (01)

 

 


カーニバル・ビザール


3️⃣ レーベル変更から解散

 

 

 

 

バンドはSpitfire Recordsに移籍し、02年に「The Volt Coming 」をリリースします。
前作に比べ、メロディアスになり、ロック色も戻った作風になりました。

バンドはNuclear Blastに移籍し、05年に「The Garden of Unearthly Delights」をリリースします。
Leeが60sのホラー映画や特撮、サイケ音楽の受けているということから、その要素が入り、Doomとサイケの融合という実験的な作品となり、10年の「The Guessing Game」という奇跡的な作品が生まれることになります。

06年頃からある理由で解散を考えていたバンドですが、2012年にその年のツアーで解散、そしてラストアルバムを制作すると発表します。

13年に「The Last Spire」をリリースしバンドは解散します。
作品はまさに集大成という感じの完璧なDoom Metal作品となり、サイケな要素も少し残っていてCathedralがたどり着いた完成形を見せつけました。

Lee Dorrian (Vo)     Garry Jennings (Gt)    Leo Smee (Ba)     Brian Dixon (Dr)

7th : The VIIth Coming (02)
8th : The Garden of Unearthly Delights (05)
9th : The Guessing Game (10)

Lee Dorrian (Vo)     Garry Jennings (Gt)    Scott Carlson (Ba)     Brian Dixon (Dr)

10th : The Last Spire (13)

 


The Guessing Game

 


4️⃣ 考察

デビューから様々な形でDoom Metalを表現してきたCathedralですが、Lee Drianはかなりのレコードコレクター。
自身でもRise Above Recordsという会社を作り後続のバンドを育てています。

グラミーを取ったThe GhostもこのRise Above出身です。

1stアルバムは元ナパームデスの、、と宣伝されたために、結構、賛否があった様ですが、2ndでCathedralというスタイルを確立しました。

2000年代は実験的な要素が入るのですが、ただ重いのではなく、よく聞くと重低音なだけで結構良質なロックアルバムなんですよね。

「The Garden of Unearthy Delights」ではLeeの原点でもあるパンクの要素を取り入れ、そして「The Guessing Game」という究極にたどり着きます。

「The Guessing Game」は本当にアートの領域に達していると個人的に思います。
あの空気感、ホワイトノイズ、プログレやサイケの要素も入り、漂う緊張感がたまりません。

そしてラストアルバムではバンドの集大成として全てが詰まった作品だと思います。

僕個人、Lee Drianさんとは何度かお話しする機会があり、面白い話をたくさん聞かせて頂きました。
特に気になっていたのが、ロンドンでのバンド最後のライブで舞台両端にモニターが用意され、映像が流れていたのですが、ウルトラマンのバルタン星人の回が流れていたんです。笑
(谷隊員がやられてバルタンが分身するシーンです)

後々、直接聞いてみた所、ウルトラマンの大ファンで、特にバルタンが好きで使ったとのことです。
確かに、日本公演の際に特撮フィギュアを買ってかえってる写真がバーン!のコラムで紹介されていました。

あとは、イギリスのハマー社のホラー映画の映像も流れていましたが、それは容易に想像できました。

好きな事を自分なりに表現し、それを評価してもらえるのはアーティストとしては一番最高の形ですよね。

ちなみにLeeさんはナパームデス時代もパンツにConfuseのパッチを付けていたりと日本のハードコアパンクが大好きで、他にはS.O.B.やG.I.S.M.が大好きだそうです。

 

 

オススメですが、正直「Guessing Game」なんですが、Doom Metal、そしてCathedralのスタイルを考えると、The Carnival Bizzare, Super Natural Birth Machine, Caravan Beyond Redemptionあたりから入るのがオススメです。

僕はSuper Natural Birth Machineからでした。

そして「The Guessing Game」にたどり着いて頂きたいと思ってます!

 

 


スーパーナチュラル・バース・マ

【新譜紹介】Ten - Here be Monsters (2022/05/13リリース)

今回はイギリスのメロディックハードロックのレジェンドTenの5月13日にリリースされる15枚目のアルバム「Here be Monters」をご紹介させて頂きます!


まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

 

もう最高すぎます!
個人的にメロハーの中では大好きなTenですが、このトラックを聞くだけでメロディーがTenなんですよね。笑

名盤確定です!!

ヨーロッパでは2月にリリースされているんですが、ついに日本でもリリースされます。

何やらもう1枚アルバムが完成したとかするだとかで本当に楽しみでしかないです!!


メンバー

Gary Hughes (Vo)
Dann Rosingana (Gt)
Steve Grocott (Gt)
Darrel Treece-Birch (Key)
Steve McKenna (Ba)
Markus Kullman (Support Drums)


アルバムトラック

1. Fearless 
2. Chapter and Psalm
3. Hurricane
4. Strangers on a Distant Shore
5. The Dream That Fell to Earth
6. The Miracle Of Life
7. Immaculate Friends
8. Anything You Want
9. Follow Me Into the Fire
10. The Longest Time
11. Hurricane (Another Mix)(日本盤ボーナストラック)

 

 

ではもう1曲のMVもどうぞ!

 

 

 

最高です!
やはりこの低音ボーカル主体のトラックもTenの醍醐味ですよね。
そしてこの日本人大好きな感じのメロディーライン。笑


ロディックハードロック、ハードロック好きな方はもちろん、ハードロックに興味をある方にも試して頂きたい作品です

 

 

 

【日本盤】



ヒア・ビー・モンスターズ

 


【輸入盤】


Here Be Monsters

【新譜紹介】Skills - Different Worlds (2022/05/13リリース)

今回はBrad GillsとBilly Sheehanがタッグを組んだプロジェクトSkillsの5月13日リリースのアルバム「Different Worlds」をご紹介させて頂きます。


まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

 

 

良いですね!
テクニック重視のトラックにはせずにストレートなハードロックチューンですね!
本当にバランスがよく安心して聞けますね。

 

 

メンバー

Renan Zonta (Vo)
Brad Gills (Gt)
Billy Sheehan (Ba)
David Huff (Dr)



アルバムトラック

1. Escape Machine
2. Blame It on the Night
3. Different Worlds
4. Losing the Track
5. Writings on the Wall
6. Show Me the Way
7. Just When I Needed You
8. Need to Fall
9. Stop the World
10. Hearts of Stone
11. Don't Break My Heart
12. Just When I Needed You (Acounstic)(日本盤ボーナストラック)

 

 

ではもう1曲のMVもどうぞ!

 

 

おっ!となるくらい最高ですね!
アメリカンハードロックっぽいバラードチューンですね!

 

もう1曲ありますのでそちらもどうぞ!

 

 

 

 

これも良いですね! Mr.Bigっぽい感じが最高です!


Brad Gills. Billy Sheehanファンとそれぞれのバンドのファンにはたまらない作品ですね!
グラムメタル、ハードロックファンの方にオススメの作品です🤘🤘🤘


【日本盤】



ディファレント・ワールズ



【輸入盤】


Different Worlds

【新譜紹介】Core Leoni - 3 (2022/05/13リリース)

今回はGotthardのギタリストLeo LeoniのプロジェクトCore Leoniの5月13日にリリースの3枚目のアルバム「3」をご紹介させて頂きます。


まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

 

最高ですね!
Gotthardのセルフカヴァーで始まったバンドでしたが今回はオリジナル。
ボーカルもロニーロメロから新しいボーカルに交代しましたが、かなり個人的に好きなボーカルです!!
80sハードロックの影響をもろに受けた感じも最高です!

今作は2枚組になっており、2枚目にはおなじみのGotthardのカヴァーと盛り沢山です!

 

 

メンバー

Eugent Bushpepa (Vo)
Leo Leoni (Gt)
Jgor Gianola (Gt)
Mila Merker (Ba)
Alex Motta (Dr)

 

 

アルバムトラック

1. Let Life Begin Tonight
2. Purple Dynamite
3. Gilty Under Pressure
4. Greetings from Rusia
5. Sometimes
6. Like It or Not
7. Wake Up Call
8. Sick and Tired
9. Would You Love Me
10. Deep in My Soul
11. Jumpin' Jack Flash (The Rolling Stones Cover)

Bonus CD

1. Say Goodbye 
2. Good Time Lover
3. Fist in your Face
4. I'm on my Way

 

 

ではもう1曲のMVもどうぞ!

 

 

 

 

こっちの曲も良いですね!
バンドとしてかなりまとまってる印象を受けました!

Gotthardカヴァーも含め期待作は間違い無いですね!


Gotthardファンはもちろん、ハードロック、メロディックハードロックファンの方にオススメの作品です🤘🤘🤘

 

 

【日本盤】

 


3

 

【輸入盤】

 


III - Digipak

【新譜紹介】Mental Care Foundation - lll (2022/05/06リリース)

今回はソナタアークティカのメンバーが在籍するフィンランドスラッシュメタルバンド Mental Care Foundationの5月6日リリースの3枚目「lll」をご紹介させて頂きます。




まずはオフィシャルM Vをどうぞ!

 

 

スラッシュはスラッシュでも90年代スラッシュやパンテラ等の影響を受けているこのバンドですが、今作ではストレートなスラッシュ作品になるんでしょうか?
ソナタアークティカのメンバー二人が在籍しているバンドということで注目を集めましたが、16年ぶりに復活ということで、作風が変わっていてもおかしく無いとは思います。

個人的にはこっちの方が好きなのですが、2個目のMVがあればそれを楽しみ待ちましょう!

 

 

メンバー

Lance Lawrence Thruster (Henrik Kingenberg) (Vo)
Antti Hokkala (Gt)
Pasi Kauppinen (Ba)
Lauri Bexar (Dr)

 


アルバムトラック

1. Zombie
2. Watch the Water Rise
3. Burn It Down
4. Escape
5. The Vengence
6. Until the End
7.  Hate Yourself
8. Shot & Beer
9. Blind
10. Aming for You


【日本盤】


III

 


【輸入盤】


III