Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

【新譜紹介】Candlemass - Sweet Evil Sun (2022/11/16リリース)

今回はドゥームメタルのレジェンドCanlemassの11月16日リリースの13枚目のアルバム「Sweet Evil Sun」をご紹介させていただきます。


まずはオフィシャルMVをどうぞ!!

 

 

最高ですね!
Johan Langqvistが復帰しての第2弾ですが、キャッチーでありながらもCandlemass!という主張をきちんとしてくるトラックですね!

前作は結構ハードでシリアスな雰囲気がありましたが、こういう自然と頭振ってしまうドゥーム大好きです!!



メンバー

Leif Edling (Ba)
Mats Bjorkman (Gt)
Johan Langqvist (Vo)
Jan Lindh (Dr)
Lars Johansson (Gt)


アルバムトラック

1. Wizard of the Vortex
2. Sweet Evil Sun
3. Angel Battle
4. Black Butterfly
5. When Death Sighs
6. Scandinavian Gods
7. Devil Voodoo
8. Crucified
9. Goddess
10. A Cup of Coffin

 

ではもう1曲のMVもどうぞ!


 

これは良いですね!
メサイア期を彷彿とさせるこれぞCandlemass!というトラックです。

Candlemassのハードコアファンはもちろん、Doom Metalファン、メタルファンに是非手に取っていただきたい作品です🤘🤘

 

 

 

 

【国内盤】


スウィート・イーヴル・サン [CD]

 


【輸入盤】


Sweet Evil Sun

 

 

【新譜紹介】About Us - About Us (2022/011/11リリース)

今回はインドの新星About Usの11月11日にリリースされる「About Us」をご紹介いたします。

 

 

まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

良いですね!!
ロディックハードロック、AOR、パワーメタルが上手く融合されていて、メロディーも引っ掛かりが多く、ギターソロもお手本の様なトラックですね!!

本国インドでは2枚目のアルバムという事ですが、Frontiersに移籍して全世界デビュー作品という事になる様です。


 

メンバー

Sochan Kikon (Vo)
Renlamo Lotha (Gt)
Pona Kikon (Gt)
Soren Kikon (Ba)
Renbomo Yanthan (Key)
Yanni Ennie (Dr)



アルバムトラック

1. Right Now 
2. Gimme Gimme
3. Leady My Heart
4. Our Fairyland
5. Loaded Love
6. Rock On Top
7. Rise
8. Golden Troops
9. Open Your Heart
10. Love And Affection
11. Our Fairyland (Acoustic Ver)


 

ではもう1曲のMVもどうぞ!

 

この曲がこのバンドを有名にした曲ですね!
Frontiersとの契約で一度消されて、再アップされましたが、以前のアカウントでは50万回以上回っていた様です。

聞きやすくキャッチーなんですが、所々仕掛けている感じが好きです。笑

ロディックハードロック、AOR、パワーメタル好きな方にオススメのアルバムです🤘🤘

 

 

【日本盤】


アバウト・アス [CD]

 


【輸入盤】


ABOUT US

【新譜紹介】Ring Of Fire - Gravity (2022/011/11リリース)

今回はネオクラシカルのベテランバンドRing of Fireの11月11日リリースの5枚目のアルバム「Gravity」をご紹介いたします。



まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

Ring of Fireらしい楽曲ですね!
マーク・ボールズとヴィタリ・クープリ以外メンバーが一新されましたが、かなりプログレッシブなトラックだと思います!

ギターは大人しめな楽曲ですが、独特の緊張感がたまりません!



メンバー

Mark Boals (Vo)
Vitalij Kuprij (Key)
Aldo Lonobile (Gt)
Stefano Scola (Ba)
Alfonso Mocerino (Dr)



アルバムトラック

1. The Begining 
2. Storm of the Pawns
3. Melancholia
4. Gravity
5. King of Fools
6. Sky Blue
7. 21st Century Fate Unknown
8. Another Night
9. Run for Your Life
10. Sideways
11. Sky Blue (オーケストラバージョン)



では2曲目のMVもどうぞ!

 

タイトルトラックという事で、このアルバムの世界観が見える楽曲ですね!
これもギター大人しめですね。
Secret SphereのギタリストLonobileですが、確かにSecret Sphereのスタイルだと言われたら納得出来るかもですね。
前任達がかなり癖強めなギタリストだったので、今作は今作で楽曲メインでじっくり聴けるアルバムになっているのではと予想します🤘🤘



【日本盤】


グラヴィティ [CD]

 


【輸入盤】


GRAVITY

【重金属SF紹介】少子化対策のアイデアは火星人から? ロバート・ハインライン ー 天翔る少女

ネタバレなしに紹介していくシリーズ第二弾です!

今回は1958年に発刊されたロバート・ハインラインの「天翔る少女」(あまかけるしょうじょ)を紹介いたします。

ハインラインと言えばハードSFと思う人も多いですが、ジュブナイルSF(10代向けのSF)も多く書いています。
その中でも好きなのがこの「天翔る少女」


火星年齢で8歳(地球で15歳前後)の少女パディと弟のクラーク、そして上院議員でもある祖父のトムがテラ(地球)へと向かう冒険日記。

本当にこれだけの話なのですが、あえていうならなぜこの3人で地球へと向かったのかという所が落とし所って感じです。



オススメポイント1は、最後の最後までポディの書いた日記という形で話が進みます。
途中、弟がこっそり書いたりとかはあるのですが、基本彼女の目線オンリーなんです。

なので、彼女が見ていない事は想像や憶測で書かれています。
そのため、彼女が騙されたりしても、彼女が犯人を突き止めるまで読者も分からないという感じになり、彼女と同じ不安がリアルに感じる事になります。

作品中の正義や事実も彼女の正義や事実という所がすごく面白いんです。


オススメポイント2は、ハインラインお得意の政治的視点です。
主に、火星、金星、地球の3つが出てくるのですが、地球はいわゆる全ての惑星を管理している様な惑星で、火星は公用語は火星語と英語。 ヨーロッパ辺りの移民が多く、エンターテイメントはほとんどなく、禁欲文化があり、淡々と暮らしている感じ。

金星は逆に商業大国。公用語は金星語オルトとポルトガル語
エンターテイメントや商業が盛んで、人々はコーポと呼ばれる組織に雇われ、稼ぎの一定額までは全額支払われ、それ以上は組織と折半。

この設定がたまらなく好きなんですよね。
なんとなく、惑星ごとに地球のどこら辺の文化を指してるかが想像できるので、惑星の設定がバチっと入ってくるんですよね。


そして最後のオススメポイント3が一番好きな所!

火星では移民が始まって人口が必要な時に重力や酸素の関係で高齢出産等が出来るか実証されていない事や金銭面の問題から「極低温保存」という技術が使われているのです。

簡単に説明すると、若い夫婦は金銭面で若いうちに出産が出来ない事が多い事から、政府は1家族5人を若い間に産む権利を与え、すぐに「極低温保存」をし、金銭面で余裕が出た時に一人ずつ解凍していくというシステムなんです。

要は体が元気なうちに子供を作り、子育て出来る環境になった時に子供を解凍するという事です。

ぶっ飛んだ話ですが、これが1958年に発想されてるのが凄いですよね。
そして、この話がぶっ飛んではないという事が最近研究で明らかになってきました。

ヒトゲノムです。  
人には元々持っている能力でも使わなくなり衰退した能力がたくさんある様です。
その一つに「冬眠」というのがあり、人工冬眠が可能なのではないかと言われています。

完全に歳を取らないという事は出来ない様ですが、確か歳を取ることを100分の1に出来ると聞いた事があるので、5年で約180日。 半年歳を取る計算ですね。

小説内の話を冬眠で考えると、18歳から5人産み続けたとしても、早くても5人目は25歳前後。
50歳で最後の子の冬眠を止めると約3歳にはなってるものの、現実的な気もします。
5人産むで考えるのでこうなるんですが。笑   

32年間で5人育てながら両親とも仕事を継続し互いに出世していくのは不可能ではないでしょうが、リスク高いですからね。

SFは夢があるだけでなく、けっこう未来予測が当たったりしますからね。


最後にですが、主人公パディは日記を書いてる訳で、小説を書いてる訳ではありませんので、文体が最初は結構イライラします。笑

でも途中から一気に引き込まれますので、気長に楽しんでもらえればと思います。
ジュブナイルSFですので、読みやすいので是非是非!!

 

 

 

【通常盤】


天翔る少女 (創元SF文庫)

 

 

【新訳版】


天翔る少女【新訳版】 (創元SF文庫)

【新譜紹介】John Norum - Gone To Stay (2022/10/28リリース)

今回はEuropeのギタリストJohn Norumの10月28日リリースの8枚目のアルバム「Gone To Stay」をご紹介させていただきます。



まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

最高ですね!
Europeを脱退した時、ソロアルバムのセールスが本当に良かった事で、戻ってくるまでDokkenで2枚リリース(厳密にはセッションミュージシャン的な感じ)以外安泰でしたからね。

このトラックを聞いてもEuropeで出来ない事をぶつけている感じしますね!
今のEuropeの方向性大好きなんで、ソロアルバムで良い感じで息抜きできているのが見えるのは嬉しいです!!



アルバムトラック

1. Voices of Silence
2. Sail On
3. Gone to Stay
4. One by One
5. What Do You Want
6. Lady Grinning Soul
7. Norma
8. Calling
9. Terror Over Me
10. Face the Truth (Revisited)
11. Magnetic Soul (日本盤ボーナストラック)

 

ではもう1曲のMVもどうぞ!


 

良いですね!!
今作はJohn自身でほとんど歌ってしまってるのですが、ゲストにWigwamのオーゲ・ニルセン、Opethのフレドリック・オーケソンやEuropeのミック・ミカエリなど豪華なゲストも聞き所です!!



最後のMVもどうぞ!


 

いきなりのアメリカンテイスト。
オーゲ・ニルセンがボーカルという事だからですかね?
コラボ相手に合わせて曲を書くのって楽しいですからね!


今作は前作から12年くらい経ってますよね?
良作である事はこの3曲聞くだけで分かります!
Face the Truthのリメイクもすごく楽しみですし、日本盤のボーナストラックは泣き系のギターインストだという事です!!

楽しみでしかないですね!!
John Norum. Europeのファンの方はもちろん、ハードロック好きな方に是非手に取っていただきたい作品です🤘🤘



【日本盤】

 


ゴーン・トゥ・ステイ【日本盤ボーナス・トラック収録】[CD]

【新譜紹介】Therion - Leviathan ll (2022/10/28リリース)

今回はゴシックメタルのレジェンドTherionの10月28日リリースの18枚目のアルバム「Leviathan ll」をご紹介させてtいただきます。



まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

最高ですね!!
今回は前作の続編という事ですが、すでに来年「Leviathan lll」のリリースを発表してますよね。

今シリーズでは男女1名ずつの2名のボーカルとバンドサウンドに近い感じ(もちろんTherionなんでバッキングボーカル厚めですが)ですね。

Matz Leven在籍中の作品のイメージでしょうか?



メンバー

Christofer Johnsson (Gt/Key)
Sami Karppinen (DR)
Nalle Pahlsson (Ba)
Thomas Vikstrom (Vo)
Christian Vidal (Gt)
Lori Lewis (Vo)



アルバムトラック

1. Aeon of Maat
2. Litany of the Fallen
3. Alchemy of the Soul
4. Lunar Coloured Field
5. Lucifuge Rofocale
6. Marijin Min Nar
7. Hades and Elysium
8. Midnight Star
9. Cavern Cold as Ice
10. Codex Gigas
11. Pazuzu


ではもう1曲のMVもどうぞ!

 

 

 

最高です!
Christian Vidalのギター好きなんですよね。
すごくTherionに合ったソロを弾きますよね!

今作も期待大の作品である事は間違い無いでしょう!
ゴシックメタル好きな方はもちろんですが、クラシック音楽好きな方でも楽しんでいただける作品だと思います!



【日本盤】

 


リヴァイアサンII

 

【新譜紹介】Exhumed - To The Dead (2022/10/26リリース)

今回はゴアメタルのレジェンドExhumedの10月26日リリースの9枚目のアルバム「To the Dead」をご紹介させていただきます。


まずはオフィシャルMVをどうぞ!

 

 

 

前々作より2枚くらいはデスメタルに寄った作風でしたが、この曲はExhumedらしいゴアメタルを感じるトラックですね!!

ゴアメタルって本当にバンド数が少ないので、ジャンルのファンにはたまらない。

このトラック聞くだけで名盤「Anatomy is Destiny」を越すのでは?と期待させますよね!



メンバー

Matt Harvey (Gt/Vo)
Ross Sewage (Ba/Vo)
Mike Hamilton (Dr)
Sebastian Phillips (Gt/Vo)


アルバムトラック

1. Putrescine and Cadaverine
2. Drained of Color
3. Carbonized
4. Rank and Defield
5. Lucid, Shocking  and Vile
6. Undertaking the Overkilled
7. Necrotica
8. No Headstone Unturned
9. Defecated
10. Disgusted
11. Worming (日本盤ボーナストラック)
12. N.M.F.O. (日本盤ボーナストラック)
13. Distorted and Twisted to Form (日本盤ボーナストラック)
14. Vacant Grave (日本盤ボーナストラック)
15. Sick at Heart (日本盤ボーナストラック)



ではもう1曲のMVもどうぞ!


 

 

いやぁ。 これは名盤確定です🤘

前作のデスメタル路線もかなりカッコ良かったのですが、やはりゴアメタルはこれでしょう!
お手本の様なトラックです。

日本盤はなんと5曲もボーナストラックが入る様で。。
楽しみでしかない。笑

ゴアメタル好きな方はもちろん、エクストリーム系お好きな方は、是非手に取っていただきたいですね🤘🤘🤘



【日本盤】


TO THE DEAD (トゥ・ザ・デッド: +5 bonus tracks)

 


【輸入盤】


To The Dead