Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

Angel Witch初級編 (重金属系譜図3 NWOBHM)

こんにちは!!
今日は、NWOBHMの伝説のバンドAngel Witchです!
奇跡のカムバックから、現在も活動中の現役バンドになるまでの歴史を見ていきましょう!

 

 

 

1️⃣ 結成

1976年、ロンドンにて、Kevin Heybourne(Gt/Vo) , Rob Downing (Gt) , Steve Jones (Dr) , Barry Clements (Ba)にて、結成されます。
初めは、Luciferというバンド名で活動を始めました。
Luciferは解散し、JonesはBruce DickinsonとSpeedというバンドを結成します。
残りのメンバーがAngel Witchとなりました。

デモの中から、Baphometという曲が引っかかり、「Metal for Muthas」というコンピアルバムの中に入りました。
すぐに、EMIに注目されレコード契約を結びます。 Sweet Dangerというシングルを出すも評価が得られず、その後80年にBronze recordsに移籍し、ファーストアルバム「Angel Witch」をリリースします。

アルバムの評価は高く、このまま上手くいくと思われましたが、バンド内の関係が悪くなり、Dave Hogg, Kevin Riddlesは「Tytan」に加入、Kevin Heybourneも「Deep Machine」に加入し、バンドはストップします。

82年に、HeybourneはDeep Machineから二人を誘い、angel Witchを再開させます。
そして、85年に「Screamin’ N ‘ Bleedin’」を翌年に「Frontal Assault」をリリースします。


Kevin Heybourne (Gt/Vo)     Kevin Riddles (Ba)     Dave Hogg (Dr)

1st : Angel Witch (80)

Kevin Heybourne (Gt/Vo)     Peter Gordelier (Ba)     Dave Hogg (Dr)     David Tatttum (Vo)

2nd : Screamin’ ’n’ Bleedin’ (85)

Kevin Heybourne (Gt/Vo)     Peter Gordelier (Ba)     Spencer Hollman (Dr)     David Tatttum (Vo)

3rd : Frontal Assault (86)

 


Angel Witch: 30th Anniversary Edition

 

2️⃣ アメリカ期 ~ カムバック

 

Heybourneはバンドにアメリカに拠点を移すことを提案しますが、他のメンバーが家を捨てる事が想像出来なく、Heybourneのみがアメリカへ行きます。
そして、US版のAngel Witchが結成されます。 メンバーには、Laaz RockitのHon Torres、ExodusのTom Hunting、HeathenのDoug Piercyが集まりました。
バンドはうまく行きましたが、すぐにHeybourneのビザの問題が出て来てしまい、結局、US版のAngel Witchは解散します。

バンドは、ほぼ活動停止してましたが、08年にOrange GoblinのCamden Underworldでのクリスマスライブに参加したことをきっかけに活動を活発化させます。そして翌年には、テレビゲームBrutal LegendのサントラにAngel Witchが起用されます。

11年、待望の4枚目のアルバム「As Above, So Below」をリリースします。
その後、Will Palmer(Ba) , Bill Steer (Gt) , Andrew Prestidge (Dr)というラインナップで、Bloodstock Open Airに出演、ライブ活動を活発に行います。


Kevin Heybourne (Gt/Vo)     Will Parmer (Ba)     Andy Prestridge (Dr)

4th : As Above, So Below (12)

Kevin Heybourne (Gt/Vo)     Will Parmer (Ba)     Jimmy Martin (Gt)     Fredrik Jansson (Dr)

5th : Angel of Light (19)

 

 


アズ・アバヴ・ソー・ビロウ

 

3️⃣ 考察

伝説のバンドAngel Witchでしたが、このバンドも個人的なエピソードがありまして。
それこそ、2011年くらいだと思うのですが、ロンドンのメタルパブでBill SteerのバンドFirebirdのレコ発イベントがあったんですよ。
イベント前にそこで、偶然にLee Drianさんにお会いして、日本のパンクバンドの話をしてると、ドリンクパスをくださり。そしてライブが終わった後に、泥酔したリーさんがKevin Heybourneさんを僕に紹介して来たんですよね。笑

よく考えたら、あれが、Angel Witchの完全復活のきっかけの一つだったのかと思うと興奮しましたね。
その後、Bloodstockフェスまで見に行き、その後単独も行きと、2度も見る事が出来たのは良い思い出です。

元々、Luciferというバンド名だったということもあり、リフが悪魔的で、かといって曲は聴きやすくと、完璧なバランスを持ったバンドだと思います。

オススメですが、一番新作はまだ持っていませんので判断できませんが、1stの「Angel Witch」はマストです!
「Frontal Assault」もかなりオススメです。ただ、このCDに関してはもう中古でしか今の所手に入りません。。
復活後の「As Above, So Below」も良作ですよ!

是非、聞いた事がない方は、聞いて欲しいバンドです!!

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘