Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

Praying Mantis初級編 (重金属系譜図3 NWOBHM)

こんにちは、今日はPraying Mantisです。
日本で大人気となったバンドですが、NWOBHMとの関係を絡めてやっていきましょう!

 


1️⃣ 結成

73年に同じ大学に行っていたTinoとChris Troy兄弟、Pete Moore , Chris Hudsonにより結成されます。
最初は、Junctionという名前で活動、その際にすぐに脱退したボーカルのStan Cunninghamがステージでカマキリのポーズを良く撮っていた為に、Praying Mantisに改名します。

8トラックのスタジオで作られたデモがHeavy Metal Soundhouseへと渡り、79年にThe Soundhouse EPとしてリリースされます。

80年にIron Maidenのサポートアクトをしたことで人気が上がり、Arista Recordsと契約します。
そして翌年81年に、Time Tell No Liesをリリースします。

アルバムはUKチャート16位とヒットしましたが、レーベルとの関係が悪化、Jet Recordsに移籍するもシングル一枚でアルバム制作までは出来ずにそのままシーンから消えてしまいます。


Tino Troy (Gt/Vo)     Steve Carroll (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)     Dave Potts(Dr)

1st : Time Tells No Lies (81)


Time Tells No Lies


2️⃣ Pony Cannon期

 

90年に日本で行われたNWOBHMの10周年記念ライブに出演する為にTroy兄弟と、Dennis Stratton. Bruce Bislandというラインナップで再結成し、日本のポニーキャニオンと契約をします。
91年にPredator In Disguiseをリリースします。
日本公演の際に、加入したDoogie Whiteが早々に脱退した為、Colin Peelが後任となり、93年にはA Cry For the New Worldをリリースします。

そして、元MSGのGary Bardenを迎えて95年にTo the Power of Tenをリリースします。
Bardenの脱退後、Tony O’holaを迎えて98年にForever in Timeを、00年にNowhere to Hideをリリースします。
そして、ドラムがMartin Johnsonに代わり、 Doogie White, John Slomanをボーカルとしてフューチャーした、The Journey Goes Onが03年にリリースされます。


Tino Troy (Gt/Vo)     Dennis Stratton (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)     Bruce Bisland(Dr)

2nd : Predator In Disguise (91)

Colin Peel(Vo)     Tino Troy (Gt/Vo)     Dennis Stratton (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)     Bruce Bisland(Dr)

3rd : A Cry for the New World (93)

Gary Barden(Vo)     Tino Troy (Gt/Vo)     Dennis Stratton (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)     Bruce Bisland(Dr)

4th : To the Power of Ten (95)

Tony O’Hola (Vo)     Tino Troy (Gt/Vo)     Dennis Stratton (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)     Bruce Bisland(Dr)

5th : Forever in Time (98)
6th : Nowhere to Hide (00)

Tino Troy (Gt/Vo)     Dennis Stratton (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)    Martin Johnson(Dr)
Dodge White (Vo)     John Sloman (Vo)

7th : The Journey Goes On (03)

 


ノーホェア・トゥ・ハイド

 


3️⃣ Frontiers records期

 

ポニーキャニオンとの契約が切れたバンドは、イタリアのメロディックハードロック専門レーベルのFrontiers Recordsと契約します。

ボーカルを、Mike Freeland、ドラムをBenjy Reidに交代して09年にSanctuaryをリリースします。
メンバー交代をしながらも15年にLegacy、18年にGravityをリリースします。


Mike Freeland (Vo)     Tino Troy (Gt/Vo)     Dennis Stratton (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)    Benny reid (Dr)

8th : Sanctuary (09)

John Cuijpers (Vo)     Tino Troy (Gt/Vo)     Andy Burgess (Gt/Vo)     Chris Troy (Ba/Vo)    Hans in’t Zandt (Dr)

9th : Legacy (15)
10th : Gravity (18)

 


レガシー


5️⃣ 考察

NWOBHMはイギリス、アメリカ、日本でムーブメントになったのですが、アメリカでは、国土が広いからかやはり全体的に見ると、メインストリームにはなっていなく、日本での根づき方の方がイギリスに近かったと思います。
そんな中、日本でだけで売れているバンドもたくさんいます。
特に、メロディックハードロックのジャンルに集中しているのですが、Praying Mantisもそのバンドの一つでした。

それに関するエピソードがあるのですが、2011年にウェールズのフェスHard Rock Hellに行った際に、広場にテーブルがあり、Praying Mantisのメンバーがいて周りに数人の人がいて雑談をしていたので、僕はてっきり、ここは関係者エリアでインタビューや何かかと思い、少し見てただけでその場を離れたんですが、実はそれがサイン会だったようで。。

もちろん、本国でも人気はあるでしょうし、ただの時間的な問題等の運営側のミスも考えられますが、なんか寂しい気分になってしまいました。笑

さて、初めてPraying Mantisを聞いたときの印象はThin Lizzyでした。
とりあえず、メロディーの哀愁感が最高です。 それでいて、NWOBHMの雰囲気もあり、好きですが、正直ポニーキャニオン期は個人的に好みではないミックスですごく聴きにくくあまり聴き込んでないんです。。
後期は大丈夫なミックスになったイメージはあります。(こればかりは個人的な好みですので。)

それにしても、今のレーベルFrontiers Recordsは良いですね。
昔はこういうレーベルごとの方向性があり、他ジャンルを扱う会社よりも、さらに深くまでそのジャンルを味わい尽くす事が出来ましたが、今ではかなり少なくなってますね。

要は、例えば、ホウキが欲しくて、他ジャンルを置いてる店に行けば、ホウキはあって5種類ですが、ホウキ専門店に行けば、何百とあるように、そのジャンルが好きな人にすれば天国のような場所なんですよね。
今は確かにAmazonがあるからと言えますが、かなりの知識がないと、Amazonの検索のみでコアなCDまでたどり着くことって難しいと思うんですよね。

FrontiersはYoutubeチャンネルを使い、新作のMVをガンガン流してるんで、要は、Youtubeがメロハーの大きい試聴期みたいになってるんですよね。
こういう会社増えれば良いなと思います。

さて、オススメですが、Time Tells No Liesはマストですね!
あとは、個人的な嗜好の問題で難しいですが、キャニオン期なら、Nowhere To Hideはオススメです!!

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘

 

 


ア・クライ・フォー・ザ・ニュー・ワールド