Takuya Yada's 重金属ブログ

関西で音楽活動(主にメタル)をしているTakuya Yadaがメタル、イギリス、映画について考察するブログです

Bon Jovi 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)

こんにちは!
本日より、グラムメタルのバンド紹介に入ります。
まずは、メタルかどうかの物議はありますが、Def Lepardと同じ理由で、Bon Joviをやります!
最近は、全くメタルではないですが、今回の記事のために聞いてみたら、それはそれでカッコイイサウンドになってますので、是非読んでいただければと思います!

 

 

 

1️⃣ 結成

1975年より、Jon Bon Jovi (Vo)はライブ活動を始めます。
78年にDavid Bryan (Key)と出会い、「Atlantic City Expressway」というバンドを結成します。
活動を続けつつ、Jonは82年にPower Station Studiosというスタジオでの仕事に就き、仕事の合間にデモを録音し始めました。
83年に地元のラジオ局で、業界人と会う機会があり、その際に後のヒットシングル「Runaway」も入ったデモを渡します。

次第に、ラジオでの再生も増え出し、84年に1枚目のアルバム「Bon Jovi」をリリースします。
Jonはバンド名を付けたがっていましたが、プロデューサーの意見で名前をバンド名とすることになります。
このアルバムのシングル曲「Runaway」がヒットし、85年に「7800° Fahrenheit」をリリース。

この頃アメリカではグラムメタルがムーブメントとなり、その流れから、Rattなどの同ジャンルのバンドとツアーを周る様になります。


Jon Bon Jovi (Vo)    Ritchie Sambora (Gt)     Alec John Such (Ba)     Tico Torres (Dr)     David Rashbaum (Key)

1st : Bon Jovi (84)

Jon Bon Jovi (Vo)    Ritchie Sambora (Gt)     Alec John Such (Ba)     Tico Torres (Dr)     David Bryan (Key)

2nd : 7800° Fahrenheit (85)

 


7800°ファーレンハイト+3

 

 

2️⃣ 黄金期


86年に「Slippery When Wet」をリリースします。
このアルバムが彼らの人気を決定的なものにします。 バンドはAmerican Music AwardとPeople’s Choice Awardsを受賞、「Livin’ on A Prayer」がMTV Video Music Awardを受賞します。

88年に「New Jersey」をリリースし、このアルバムも大ヒットしました。
しかしながら、アルバムの完成度や運営方法に疑問を持ったJonはマネージメント契約を解除します。
そして、自らのプロダクション「Bon Jovi Management.」を作ります。

そして、92年に「Keep the Faith」をリリースします。
完成度は上がったものの、メタルの要素がなくなり、ロック作品になりました。

95年に「These Days」をリリースします。
00年に「Crush」をリリース、1stシングルの「It’s My Life」がバンドで最も成功したリリースとなりました。


Jon Bon Jovi (Vo)    Ritchie Sambora (Gt)     Alec John Such (Ba)     Tico Torres (Dr)     David Bryan (Key)

3rd : Slippery When Wet (86)
4th : New Jersey (88)
5th : Keep the Faith (92)

Jon Bon Jovi (Vo)    Ritchie Sambora (Gt)    Tico Torres (Dr)     David Bryan (Key)

6th : These Days (95)
7th : Crush (00)

 


SLIPPERY WHEN WET

 

3️⃣ 現在

02年に「Bounce」をリリースします。
バンドにハードロックの要素が戻り、ヘヴィーでダークな作品となりました。
05年には「Have a Nice Day」でヘヴィーな要素を少し残すも07年「Lost Highway」のでは、再び90年代のサウンドに戻りました。

09年には「The Circle」を、13年には「What About Now」、15年「Burning Bridges」、16年「This House is Not for Sale」、20年に「2020」と90年代の黄金期のサウンドでコンスタントにリリースしています。


Jon Bon Jovi (Vo)    Ritchie Sambora (Gt)    Tico Torres (Dr)     David Bryan (Key)

8th : Bounce (02)
9th : Have a Nice Day (05)

Jon Bon Jovi (Vo)    Ritchie Sambora (Gt)     Hugh McDonald (Ba)     Tico Torres (Dr)     David Bryan (Key)

10th : Lost Highway (07)
11th : The Circle (09)
12th : What About Now (13)

Jon Bon Jovi (Vo)    Phil X (Gt)     Hugh McDonald (Ba)     Tico Torres (Dr)     David Bryan (Key)

13th : Burning Bridges (15)
14th : This House is Not for Sale (16)
15th : 2020 (20)


クラッシュ+3

 

 

4️⃣ 考察

もちろんですが、僕はBon Joviは通ってませんが、メタルヘッズの目線ではなく、音楽好きの目線で言いますと、ヘヴィーさがなくなったBon Joviってロック系ボーイズバンドのヒット曲そっくりなんですよね。
そう考えて、初期作品を聞くと、元々アイドル路線、大衆音楽路線だったのかもしれません。
売れるという曲構成、メロディー、歌詞の3つが初期から備わっていたので、自分の表現というよりも、音楽で生活したいというプランが強くあったのだと思います。

ビジュアルも良いですしね。

もちろん、「Slippery When Wet」みたいなヒット作も良いですが、去年の「2020」なんか個人的に好きかもしれません。笑
僕、結構ブルーグラス好きなんで、その要素が結構入っていて。

なんなら、ブルーグラスやカントリーでアルバム作ったら買うと思います。笑
やはり、年齢を重ねて、自分のルーツがモロに出てしまうアルバムを作るというのは聞いていて気持ち良いですね。

今回の記事ですごく今のBon Joviに興味が出ましたので、新作も楽しみにしてます。
メタルバンドとしてではなく、ロックバンドとしての期待ですが。。笑

オススメは、「7800° Fahrenheit」「Slippery When Wet」「Crush」から入るのが一番だと思います。
そして、最近のを聞いてない方には「2020」はなかなかの良作ですので、是非!

では、また次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘



2020 - デラックス・エディション(限定盤)(SHM-CD)(DVD付)