Steeler 初級編 (重金属系譜図5 グラムメタル)(メタル系譜図)
こんにちは!
本日はとりあえず最後のグラムメタルのバンドです。
80年にネオクラシカルというジャンルが生まれるきっかけになったバンドですね。
アメリカという地では地盤がなく失敗に終わりましたが、このバンドがあったからこそ、アルカトラズという伝説的なバンドが誕生しました。
ドイツのSteelerもいつか紹介したいですね。笑
ではいきましょう!
1️⃣ 歴史
1982年にアメリカのL.A.にてRon Keel (Gt/Vo). Michael Dunigan (Gt), Bobby Eva (Dr), Tim Morrison (Ba)にて結成されます。
「Cold Day in Hell」というシングルをリリースし、「Metal Massacre」というコンピレーションにも参加します。
その後、大きなメンバーチェンジが行われ、その際に当時19歳だったYngwie Malmsteenが83年に加入します。
メンバーが固まってすぐにバンドとYngwieの間で音楽的な方向性の違いが生まれます。
話し合いの末、Yngwieがバンドの方向性に合わせるという事で合意します。
バンドはスウェーデンから来たYngwieのビザ獲得に尽力したMike VarneyのShrapnel Recordsと契約します。
Metal Forceマガジンを筆頭に雑誌社がYngwieを取り上げた事で、Yngwieに大きなオファーが来て、そのまま彼はAlcatrazzへの移籍を決めます。
Steelerには約4ヶ月で、9回のライブしか在籍しませんでした。
Yngwieの脱退後、再び大きなメンバーチェンジをしますが、上手くいかず、Ron Keelはバンドを解散させ、ソロ活動へと動きます。
Ron Keel (Gt/Vo) Yngwie Malmsteen (Gt) Rik Fox (Ba) Mark Edwards (Dr)
1st : Steeler (83)
2️⃣ 考察
はい、Yngwieが在籍していた事で伝説的なバンドとなったSteelerですね。
アルバム1曲目の「Cold Day in Hell」ですが、確かにアメリカンなリフから始まりますが、冒頭の3秒の軽いソロで違和感を感じます。笑
しかし、これは同ジャンルのDokkenのGeorge Lynchも同じくソロで違う空間にリスナーを連れていくタイプのギタリストなのですが、この曲のソロであっ!となります。
明らかに違うジャンルが混ざってるんですよね。
80年代以前のプログレ、ハードロックでもクラシックを融合させたバンド(Deep Purpleなど)はいましたが、クラシックパートへ行く際にコードの誘導があり、曲としてバンド全体でクラシックを演奏するという流れでしたが、SteelerとAlcatrazzに関しては、曲はハードロックのままで、ソロのみでクラシックの雰囲気にしてしまうんですよね。
これが僕の言う、Yngwieがソロになる前の方が良かったという理由です。
もちろん、ソロになってからのも大好きですが。
もう不可能だとは思いますが、Yngwieが他のバンドに入ったアルバムというのを聞いてみたいものです。
という事で、次回からは欧州メタルです!
Yngwieはネオクラシカルなので、また別ジャンルですが、80年代のヨーロッパは、イギリス、ドイツの成功と共にスカンジナビアを中心に良質のバンドが大量に出ました。
一気にマニアックになると思いますが、見ていただければと思います!
では次回! 🤘🤘Stay Metal🤘🤘